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女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
修学旅行 一日目編

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348/688

第348巻

「いくらだよ」

「えっと……」

値札を見てみると、1つ315円だ。

キーホルダーらしくかなり小さいが、それでも立派なシーサーだ。

「今買うわけじゃないし、とりあえず見てるだけさ。こうやっておけば、あとで別のところで見ても、買うかどうかの基準になるだろ?」

な、と同意を求める目で、島永は幌たちを見た。

幌は、同意しかねると言うことを態度で示している。

とはいうものの、何かしら興味はあるようで、いろいろと見回っていた。

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