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女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
新入部員編
323/688

第323巻

天文部では、すでに新入部員が、部室にいた。

「まさか、初日に来るとはね……」

桜が驚いたように言っている。

「元からここに入るということは、合格した時から決めてましたから」

新入生である神川真也(かみかわしんや)が答える。

彼は、実は三つ子の真ん中で、姉と妹、それに桜と同い年になる兄がいる。

兄は近所の別の高校に通っているが、姉妹は同じ高校らしい。

「真也くんの姉と妹は、どこに入るのかな」

「さあ。妹は文化部に行きたいって言ってましたけど、まだどこに行くか決めてないみたいです」

「じゃあ、お姉さんは」

島永が聞く。

「姉貴は、陸上部に行きたいって言ってましたね。まだ決めかねている感じでした」

「それじゃ、二人によろしく言っておいてよ。天文部よろしくって」

澤井が、神川にそう言ったところで、ちょうどチャイムの音が響いた。

「あ、終わりだ」

澤井が言うと、すぐに桜は立ち上がる。

「私先に行くね」

「料理部?」

「そ。それじゃ」

手を振ってあっという間にプラネタリウム室からいなくなる桜を見届ける。

それから各々、帰ることにした。

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