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女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
3年生始業式前
318/688

第318巻

4月2日。

その日は、ちょうど氷ノ山の誕生日だった。

「ハピバ!」

「……それだけ言いに来たのか?」

小さなプレゼント放送されている箱をもってきて押しかけた、星井出と宮司をみて、氷ノ山が不機嫌そうに言い放った。

「だれだれ~?」

そんな氷ノ山の後ろから、文版が寝巻のまま顔をのぞかせる。

「遊びに来ただけ」

と言っても、あきらかに中にはいれるものなら入ろうとしている。

「…ちょっと待っててね」

文版が言って、一旦プレゼントをもらった上で部屋に引っ込む。

数分後、着替え終わってから、二人を招き入れた。

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