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女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
外伝 それぞれの過去

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312/688

第312巻/外伝8話目

「大学って、何するところなの?」

山門の妹の華音が、遊びに来ていた、いとこの桜山幸へ聞く。

「大きな学び舎っていうぐらいだから、難しいこと」

幸が中学1年生の華音に答える。

「おにーちゃんは、高校でしょ。高校って何するの?」

「中学校の延長だろ」

山門は適当に答える。

もうすぐ高校生になる山門は、もうすぐ大学生になる幸を見る。

「まあ、そんなところ。大学は、高校の勉強から部分的に深く勉強を続けるって感じかな」

幸が二人に答える。

「そう言われても、よく分からないよ」

「大学生になったら分かるよ」

幸はそう言って、華音の頭をなでた。

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