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第305巻
3学期は、基本的に何も行事が無く、あっという間に過ぎていくものだ。
「…そういや聞いたか」
「何をさ」
幌は教室で外で降っている雪を眺めながら、宮司の話を聞いていた。
「理数系が復活するんだと」
「学則上はあるけど、普通科と同様になっていたっていう理数科のことか」
「そ、その理数科」
そこでやっと幌は宮司を見た。
「誰が入るんだろうな」
「さあな。科学が好きなやつらだろ」
「分からねえなあ……」
幌がつぶやいたが、科学は好きな方だ。
ただ、成績が普通なだけだ。
3学期は、基本的に何も行事が無く、あっという間に過ぎていくものだ。
「…そういや聞いたか」
「何をさ」
幌は教室で外で降っている雪を眺めながら、宮司の話を聞いていた。
「理数系が復活するんだと」
「学則上はあるけど、普通科と同様になっていたっていう理数科のことか」
「そ、その理数科」
そこでやっと幌は宮司を見た。
「誰が入るんだろうな」
「さあな。科学が好きなやつらだろ」
「分からねえなあ……」
幌がつぶやいたが、科学は好きな方だ。
ただ、成績が普通なだけだ。
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