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女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
文化祭 本番編
286/688

第286巻

お礼を言った途端に、金内は、目にも留まらぬ早さで相手を潰し始めた。

さすがに殺すようなことはしなかったが、風が舞うように、彼らは倒れて行った。

「お疲れ様」

彼氏が、最後の一人を地面に沈めた金内に言う。

「すごいわね。ねえ、どうかな。そのやり方、教えてくれないかな」

氷ノ山が金内を見ながらいう。

汗一つかいていない金内は、残念そうに肩をすくめている。

「自然にできるようになってたから……」

その時、やっと氷ノ山の相方が先生を呼んでやってきた。

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