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女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
文化祭 本番編
278/688

第278巻

8時になると、どこも騒がしくなる。

8時半に開会を迎えるからだ。

「ここから30分間は準備時間になるから、その間にトイレとか行っておけよ」

「もう、琴子たちは行っちゃいましたよ」

幌は原洲に告げる。

たしかに、ブースの中には女子の姿はなかった。

「そうか、幌も先に行っておけばいいとおもうぞ。この時間は、それぞれのブースごとに忙しくしてるから、ほぼ人はこないぞ」

「じゃあ、今のうちに行かせていただきます」

幌はそう言って、原洲一人を置いてトイレへと向かった。

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