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女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
2年生体育大会編
265/688

第265巻

2分ほどして、放送部の声が聞こえてくる。

「ただいまの結果をお伝えします」

騒がしかったグラウンドが、水を打ったごとくに静かになる。

「1位、紅組」

その声が聞こえた瞬間、桜達は大喜びだ。

なにせ、紅組は幌がいるクラスのことだからだ。


そのまま体育大会は、紅組が優勢のまま続き、そして、終わった。


打ち上げは、今年も料理部の部室で行われた

「いやはや、幌。うまいこといったやないの」

琴子が幌のすぐ横で、ホットプレートを見ながら、幌に言った。

「たまたまさ」

「そのクールなところもええ」

普通なら、居酒屋で酔っただろうとか突っ込まれるようなことを、笑いながら琴子は幌に言い続ける。

「そんなことよりも、ホットケーキ焼き上がったぞ」

「先輩、私が配っておきますね」

幌の横に来たのは、1年生で幌の後輩になる岩嶋阿古(いわしまあこ)だ。

「ん、ありがと」

遠くの方で、そんな光景を見つめる人がいた。

岩嶋は、そんな見つめている人、料理部部長である原洲甲中(はらすこううち)へとホットケーキを渡しに向かった。

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