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第246巻
待ち合わせ時間の3分前に、琴子と雅がやってきた。
「間に合った?」
「一応ね。あとは鈴だけかな」
幌が見回して人数を確認する。
「俺と姉ちゃんと、琴子、雅、氷ノ山、星井出に山門。うん、あとは鈴だけだ」
「もうちょっとで来るだろうから、待っておこうか。まだ3分残ってるわけだし」
幌が確認すると、山門が言った。
「待ち合わせの10分後までは待っておこう。それまでに来なければ、山門が電話してみて。一番出てくれそうだから」
「分かった」
幌がいうと、山門はうなづいた。