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女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
夏休み 海編
243/688

第243巻

鈴たちが来たのは、倉庫のような、大きな部屋だった。

中には水着がかなりの量、置かれている。

「ここは、私がいつも使わせてもらっている部屋なんだ。ここでお金を支払うこともできるよ」

「すっごーい」

声が反響しているように聞こえる部屋の中で、鈴がいろいろと教えてくれる。

「そうそう、男物はあっち、女物はこっちね」

指さして、幌たちにも、水着の売ってる場所教える。

「それぞれのところにレジがあるから、清算は別々でね。それと、目隠しがあるから、それが男女の水着の境目だから。それを越えて見ないように」

鈴の注意を聞いて、それぞれの目当ての水着を物色し始めた。

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