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第220巻
パーツ売り場を通り過ぎると、本体のガワを確認し、本コーナーを通り、ソフトのところへやってきた。
「パソコンソフトか…」
幌が陰から覗きながらつぶやく。
「パソコン組んだら、新しいソフトとかもほしくなるよね」
幌の後ろから覗き見ているのは、桜だ。
さらに横には本を見ているふりをしている雅と琴子がいる。
「ほいで、目標はどないして動くつもりやろう」
「目標て…」
琴子の言葉に、半ばあきれながら、幌が言った。
「おっと、動き出した」
桜が、何かを掴んでいる、鈴を見ながら、みんなに伝えた。