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女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
犬の散歩編
201/688

第201巻

家にソラと一緒に帰ると、桜が机に突っ伏して寝ていた。

「姉ちゃん、ごはんだよ」

幌が耳元でささやくと、すぐに起きた。

「あ、おかえりー」

ソラが桜の足元に座って、じっと見ている。

「ん?どうしたのー?」

語尾をいつも以上にあげて、ソラの頭をなでる桜に、幌が言った。

「今日は、アスパラガスのスープ、ホウレンソウのソテー、それに帰り道に買ってきたステーキ。あとは白米。これからチャッチャと作るから、ちょっと手伝って」

「いいよー」

眠そうな目をこすりながら、幌の横に立って、何もせずに手伝う桜。

その足元に、ちょっと離れたところで床に寝そべっているソラがいた。

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