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第146巻
「テストまで1週間を切った。皆はもう分かってると思うが、部活動も停止だからな。今日からは早く帰って、しっかりと勉強に励むように」
幌の担任の高槻がクラス全員に言った。
「もうテストかー」
幌が帰りながら言った。
「どうする、勉強とかさ」
「図書室ででも一人でしようかと考えてたけど」
星井出に幌が話す。
「じゃあ、自分も行こっかなー」
話しかけてきたのは、帰ろうと行ったんは扉へ向かっていたが、二人の話を聞いて踵を返してきた山門だ。
「じゃ、3人でするか」
「いや、4人だ」
雅がニヤッとしながら話してきた。
「じゃ、4人で図書室行くか」
幌が言うと、4人集まってワイワイしながら図書室へ向かった。