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女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
帰国編
145/688

第145巻

第147章 帰国[6]


1週間後、桜、幌、琴子、鈴と原洲は料理部の部室にいた。

「あーあ…」

「どうしたの」

桜がため息付いているところに、鈴が話しかける。

原洲は少し離れたところで、フライパンを片付けていた。

「アクサンと会いたいなーって」

「メールが来てたでしょ。イギリスに無事についたって」

鈴が桜に話しかける。

「そうそう、あの5円玉も着けてくれた写真も送ってくれたし」

幌が桜に言う。

「でも、なんか寂しくない?」

桜が言った。

「たしかにねー。今まで一緒にいた子が、急に居なくなるもんね」

細く長い溜息を、鈴がつく。

「そうは言ってられないだろ」

原洲がフライパンを片付けおわり、幌の横に座る。

「これからテストだろ。あと2週間だっけな」

原洲が容赦なく現実へ引き戻す。

「思い出したくないから、思い出に浸ってたのにー」

桜が文句を言うが、時間は何もしなくても勝手に流れていく。

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