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第143巻
第145章 帰国[4]
車を駐車場に置き、鈴たちは建物の中へ入っていく。
「ターミナルビルまで来ちゃったね」
「まあ、搭乗手続きまで後1時間ぐらいあるし、ショッピングでもしておこうよ。いろんな店があるし」
鈴がアクサンに提案すると、一行がまとまって歩き出した。
「それで、1時間ばかり時間つぶせれるか?」
幌が鈴に聞いた。
「大丈夫よ。いろんな店を知ってるから、十分に時間をつぶせれるよ」
鈴は、自信満々で一行に言った。
そして、鈴の案内で、あっちこっちの店でウィンドウショッピングをした。