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女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
帰国編
140/688

第140巻

第142章 帰国[1]


レポートを提出した次の週の日曜日、いよいよアクサンがイギリスに帰る時がやってきた。

「関空まではついて行くからね」

桜がアクサンに言う。

ちょうど皆が見送りに行きたいと言っていたが、厳正なくじ引きの結果、クラス代表として鈴、桜、琴子だけが見送ることになった。

鈴が用意してくれた車は、高校の前まで来ていて、暖気運転を始めていた。

運よく梅雨だというのに晴れ渡り、雲すらないほどの快晴だった。

「忘れ物は?」

まだ来ないアクサンを待っている間に、桜が二人に聞く。

「幌と原洲先輩が来るって言ってたんだけど…」

「俺らならここだ」

幌が車の中から声をかける。

窓を下におろすと、すでに二人とも車に乗り込んでいた。

「いつの間に……」

「姉ちゃんが遅いから、先に乗り込ませてもらったんだ」

「でも、よくこんな車用意できたな」

「わが社は、さまざまな業種をカバーしていますので」

鈴が、自慢げに原洲にこたえる。

「そりゃいいや。卒業旅行とかも頼めるのかな」

「旅行会社なら後で電話番号教えますよ。わたくしからと窓口の人に申してくだされば、安くしてくれるはずです」

「OK、よろしく頼むよ」

その時、氷ノ山に連れられて、アクサンが車のところに来た。

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