第135巻
第137章 レポート作成 [2]
6時間目、アクサン、桜、琴子、氷ノ山、文版と鈴が机の形を向かい合うようにして、レポートについて話し合っていた。
「じゃあ、資料を持ち寄ってきた分を調べてみよう」
桜は、集まったみんなに聞いた。
「とりあえず、最初はイギリス側から」
文版が持ってきた本をとりだしながら言った。
「私は、イギリス王室についてちょっと調べてみたわ。そしたら、欧州の王室と相当つながっているらしいのよ」
「つながっている?」
桜が聞いた。
「血筋がね。たとえば、『ノルウェー』の『ハーラル5世』国王陛下はイギリス王位継承順位第62位、『スウェーデン』の『カール16世グスタフ』国王陛下は第192位、『デンマーク』の『マルグレーテ2世』女王陛下は第221位っていう感じ」
[作者注:イギリス王位継承順位については、Wikipedia内のページ、http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B9%E7%8E%8B%E4%BD%8D%E7%B6%99%E6%89%BF%E9%A0%86%E4%BD%8Dを参考としました。各国の国王の名前に関しては、上記ページのリンク先の表題を参考としました]
「日本じゃ、他国の交流が無かったんで、欧州ほどにはつながってないわね。皇位継承順位って、どんな感じだったっけ」
桜が聞くと、アクサンが資料を見せながら言った。
「今[作者注:2010年12月時点]は、第7位までだね。第1位は、皇太子である『徳仁親王』殿下だね。ちなみに、最年少でなおかつ、唯一の孫の世代の継承者なのが、秋篠若宮であられる『悠仁親王』殿下。このお方は、『秋篠宮文仁親王』殿下についで継承順位第3位になるんだって。で、最高齢者は、御歳95歳となられる第5位である『三笠宮崇仁親王』殿下なるそうだよ」
「さすがに調べただけはあるな」
琴子がアクサンに言った。