表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
週末旅行編
130/688

第130巻

第132章 週末旅行[4]


「じゃ、行ってくるね」

「はいはい、いってらっしゃい」

幌は見送りのために、玄関にいた。

「帰ってくるのは、明日の夕方ぐらいになるんだっけ」

「それぐらいだね」

幌がきくと、桜が答える。

「じゃあね」

桜がドアを開け、旅行の幕が開けた。


電車とバスを乗り継いで、大阪駅から約1時間かけて有馬温泉にたどり着いた。

「なんか、鉄のような匂いが……」

バスから降りたとたんに、文版がつぶやいた。

「ああ、『金泉(きんせん)』でしょ」

「金泉?」

アクサンが答えた桜に聞いた。

「そ、塩分と鉄分を含んでいる『含鉄強食塩泉』、ラジウムが多く含まれている『ラジウム泉』、炭酸を多く含む『炭酸泉』の3つに分けられるの。このうち、最初の温泉が、空気の酸素に触れると鉄が酸化して赤くなり、それが金色にみえることから金泉、後ろの2つの温泉を、金銭と対比して『銀泉』っていうんだ」

パンフレットを見ながら、桜が言った。

「パンフレットやないか」

琴子が笑いながら突っ込んだ。

「いいじゃん、覚えてもいたけどね」

桜があわてていった。

「へー」

にやにや笑いで氷ノ山が、桜の横から顔をのぞかせる。

「そんなことよりも、どこに泊まるの?」

「ああ、そうそう」

桜が持ってきていたチケットを見てみると、近くのホテルだった。

「さっそく行って、外をぶらついてみましょ」

「さんせー」

鈴が提案すると、すぐにみんなが賛同した。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ