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女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
新入部員勧誘編
112/688

第112巻

第115章 新入部員勧誘[3]


コンピューター部には、鈴と山門だけがいた。

ほかの部員は、みんな帰って行ってしまったようだ。

「いつもと変わらないわね」

パソコンをつけながら、鈴が山門に話しかける。

「先輩がいないことか?」

「そうよ。私たちに新人勧誘も任せているんでしょうね」

「とりあえず、だれか心当たりとかってあるか。入ってくれそうな人って」

「私が思いついた人は、別の高校行っちゃった」

その時、ガラガラと部室の扉が開き、1年生の女子が入ってきた。

「あの、ちょっといいですか…?」

「ええ、どうぞ」

彼女は、部室を見回して二人しかいないことに少々驚いているようだったが、気にすることなく入ってきた。

「何の用?」

山門が適当にキャスター付きのイスを彼女に渡しながら聞いた。

「実は、この部活に入部希望なんですが…」

「えっ」

一番驚いたのが山門だった。

「体育もだめだし、ほかの文科系もだめで…でもパソコンならできるっていうことなんです」

「なるほどね。そうだ、お名前は?」

鈴が彼女に聞いた。

「あっ、私は、桜川香内(さくらかわかない)って言います。よろしくお願いします」

「こちらこそ。自分は永嶋山門。一応この部で副部長をさせられているわけ。部長たち、3年生はほとんど来ないからね」

「私は山口鈴。よろしくね」

「はいっ、こちらこそよろしくお願いします」

そう言って、彼女は深々と一礼した。

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