表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女子高と男子校  作者: 尚文産商堂
2年生始業式編
108/688

第108巻

第112章 始業式[2]


幌の方も、山門や星井出たちとクラスで一緒になった。

「ちっす」

「うぃっす」

かばんを置いて、窓辺に群がっている山門たちのところへ近寄る。

「何見てんだ?」

「ここからの景色さ」

「4階に下がったから景色がずっと近くに見えてね」

「それでか」

幌はそう言って、窓から見る光景を見た。

グラウンドには最後まで残っていた部活の部員が整地しているところだった。

その時、放送がかかって幌たちの方の体育館に行くことになった。


体育館に入ると、すぐに宮司は別れ、体育館放送室へ向かった。

「お二人とも早いね」

文版と豆見を見て言った。

「そりゃ、男子側へ来るんだからワンテンポ早く招集がかかるのよ」

豆見が宮司に話した。

マイクのセットは先生たちがしていたらしく、後は音量調整をするだけになっていた。

「だったら、俺が来る必要はなかったんだな」

「いやいや、撤収の手伝いをしてもらわないと」

文版が宮司が言ったことにすぐに答えた。


始業式自体は、とても退屈なものだった。

校長の話や、新しく赴任した先生の紹介、生徒会会長による新入生への話をして、最後にそれぞれのクラス担任を教えてから、解散となった。


そのままクラスへ帰っていく間は、わいわいがやがや話しをしていた。

「宿題を出して、今日はおしまいだったかな?」

幌が星井出に聞いた。

「一応はね。だけど、その後は、部活があるから、そっちに行くよ」

「じゃあ、俺も部活へ行っておくか」

星井出が伸びをしながら答えた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ