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嘘つき。

作者: 樋宮 純

初めまして。

少しでも楽しんで頂けることを祈っています。

約束したあの日。

無邪気に、ひと欠片の心配もせず私たちは未来を語った。

当たり前の未来が来るとは限らないと知らずに...。



いつの事かな。正確には分からないけどだいぶ昔。

まだ私が小さい頃。


私は恋をしていた。それは初恋だった。

隣の家、同じ保育園の、にかっと太陽のように笑う男の子。

大好きだった。私の宝物のような恋。


私は両親の転勤を機にその街を離れた。

初恋の男の子と、離れた。


「絶対忘れないよ!だから___も俺のこと覚えてて!!」

約束した。

「お前が帰ってくるまで待ってる!また会える!!」

また会おうって

「約束っ!!」

約束、したんだ。



何年ぶりかな、その街に帰った私を待っていたのは...




――――嘘つき。

待ってるって言ったじゃない。約束したのに。

あなたが言ったのよ?また会えるって...。





その街に帰った私を待っていたのは、


彼はもう居ないという知らせ。


彼がもう、どこにもいないのだという嘘みたいな、

あの頃の私たちの当たり前じゃない未来...。

誤字脱字などありましたら教えて頂けると嬉しいです。

拙い作品を読んでいただき、ありがとうございました!!

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― 新着の感想 ―
[一言]  切なくなりました。  凄く素直な感じの文章だったので、すんなり世界に入れました。  2作目も良かったので、今後も楽しみです。
[一言] もう少し具体的にするともっと面白いと思いました。詩的な文章に具体的な景観も足していけばドラマチックな作品になると思います。
2016/03/03 03:29 退会済み
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