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9話 オレの富士山がボルケーノ

いやー久々に投稿しました。


読みにくかったら申し訳ありません。

体の感覚が徐々に戻ってきたようだ。


両手を繰り返し開閉させてみる。


首を回し、肩を回して腰を捻る。


足踏みして、軽くスクワットをしてみた。


体は問題なく(?)動くようだ。


「で?何故こうなった??」


声も問題ないようだ。

ただし…。

綺麗な銀光を放つ鋼鉄の体以外は。

軽く握り拳を作り二の腕を叩いてみたが、綺麗な音色を奏で、フワッとした感覚が返ってきた。

体に付着していた血痕は既になく、周囲に飛び散った肉片も煙を立てて消えた。


「うん、ホラーですわ」


妙に感心してしまったが、間違いなくトンでもな状態だろう。


「ほらー?」


聞いたことの無い単語に小首を傾げるパフ。


「怪現象だよ。いったい何がどうなってんだ?」


とりあえず、まだ両親に会える定めにはないようだ。

よし、深呼吸だ。

しんどくなったら、そうした方がいいって友達だったマエヒラが言ってた。

…オレ知ってる。


「おちついたー?」


頭をペチペチ叩き、パフが聞いてきた。


「あ、うん。

全然よゆーないです、はい」


実際まだドキドキしてますし。


「そっかー」


我慢だオレ


「そうなんですよはい

出来ましたらご説明頂きたいのですはい」


よし、大人な対応に成功したのではなかろうか?


「…まぁ、その内話すよ」


あ、今めんどくさそうなオーラが出たね?ね??


「いやいや、そこは頑張ってよ

ナウの現状説明をプリーズ」


うーんと、パフは頭を捻ってる。

そんなに悩むとか…。


「え?オレってもしかしなくても結構マズイ事になってる?」


「いや、何と説明したらわかるかな~

面倒だな~」


ダメだこりゃ…

かくなる上は、素直にモーラさんに謝って現状を確認をするか。

は~とタメ息をついていると、不意にパフが飛び立ってしまった。


パフは天井の梁に止まると、じっとこちらを見て言った。


「ショウ、試練の時間です」


「…はぃ?何言ってるっぐ!うおおおおぉ?!」


背中に衝撃が走った。

耳障りな金属を響かせながら前に吹っ飛び、何度か地面を跳ねて壁に激突。

間髪入れずそこに向かって拳大の火球が数発音を立てて飛んできた。


視界が赤く染まる…あ、死んだ。


着弾した箇所が爆発し、周囲が燃え上がった。


火球が飛んできた先には、赤く刺々しいフォルムの鎧と両刃の剣を装備した騎士が、手のひらを此方に向けて立っていた。


「手応えあり…されども奪命は叶わずか」


騎士は剣を構え直し、切っ先を此方に向けて言った。


「覚悟しろ魔王よ!

貴様はここで倒す…確実に」


炎の海から立ち上がり、オレは攻撃してきた赤い鎧騎士を確認する。


「あー…マジかよ何だ?何事だ?今の攻撃だよな?

てか、あれで何で無事だ?

…なぁあんた、オレ何かした?

あ、今魔王って言った?

いじめられっ子捕まえて何いってんだ、あ?

イライラするヤベーイライラする…

いじめられてた時もこんなにイライラしたことはないぞ

まぁ、とりあえず」


殺ス





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