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10話ピンチじゃないの!

久々すぎてごめんなさい

赤い鎧騎士…赤騎士の奇襲から立ち上がったショウを私、パフィリカは室内の梁に腰掛け観察していた。


相変わらずショウの纏った鎧は、眩い銀色の燐光を発している。

真上に位置する梁の上では詳細はわからないが、ダメージらしいダメージは見受けられない。


殺ス…


身体を前にし腕を顔の前でクロスして突撃態勢をとったショウは、溜めた力を解放し土埃を巻き上げ砲弾のようにズドンと、飛び出す。


「っ!ぐぉおおおおおお!!」


赤騎士は余りにも愚直な突進に反応すら出来ず、体当りを喰らってしまった。

ショウはそのまま赤騎士諸とも壁に突っ込んだ。


轟音と激震が建物を襲う。


あてっ!

…う~、お尻が痛い。


ショウはクロスした両腕で赤騎士の首を壁に押し付け、締め上げている。


「ぐ、ぎぎぎ…ち、力比べがしたいのか?

だ、が、付き合ってはぁ…やれんよ!」


赤騎士はそう言うと、右拳をショウの左脇腹に押し付けた。


「くっ、ファイヤ!」


赤騎士の拳から小爆発が発生し、ショウは派手に3、4メール程ぶっ飛んだ。

ダメージをモロに受けるも、なんとか立ち上がった。

しかし、赤騎士の反撃はまだ始まったばかりだ。

赤騎士は首を回しながらゆっくりとショウの近づき、躊躇い無く騎士剣を叩き付けた。


咄嗟に腕をクロスし、頭部を守るショウのガントレット部に派手な金属の衝突音と火花が花咲く。


まだまだと滅多打ちに騎士剣を叩き込む赤騎士に、ショウは成す術無く防戦一方だ。


赤騎士は散々剣を叩き付けると、一旦後ろに数歩下がり、深く腰を落とし剣の切っ先をショウに向けた。

すると鍔本から赤い光が刀身を包み、次の瞬間には騎士剣は炎を纏った。


「八脚剣!」


なんと炎を纏った刀身が8本に増えたではないか。

さながら蜘蛛に襲われる獲物と化したショウに8本の剣が襲いかかった。

何とかショウは身をよじって回避を試みるも、ショウの両肩に激突。

今度は立場が逆転した状態で二人はそのまま壁に突っ込んだ。


「ぐぁあ!」


全身を衝撃が襲い、視界がボヤける。

方膝をついて倒れる事だけは何とか堪える。


「流石に頑丈だな

…だがそれだけだ」


赤騎士はそれだけ言うと下がった頭部へ剣を降り下ろした。


あれ?ピンチじゃないの!






短くて申し訳ないです

戦闘シーンはやはり表現しづらいね

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