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O-1
彼女に会うまでの話(しばらく続きます)
私は小学校の時いじめられていた。
女子の多くが汚いとイジメていた男子とよく話していたことが原因だったらしい。彼と同じように無視されたり、私が触ったものを触ろうとはしなくなった。
始めはこんなことしかできないなんてカワイソウな人たちだと思っていた。
それでもその状態が長引くうちに、私とまだ仲の良かった子たちも彼女たちに倣うようになった。
ただそれだけなら私もその子たちは友達ではなかったんだと思いなおすだけでよかった。
でも偽善者たちは首謀者たちのいない場所では私に対して今まで通りの接し方をしてきた。
それだけでなく、そんな状況で男子と仲良くなった私を首謀者たちは男子との調停役として都合のいい時だけ利用するようになった。
一学年で50人もいなかった学校で私の友達と言えたのは軽いイジメを受けていた数人の女子と、男子だけだった。
