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始まりのお話
皆様こんにちは。九尾の白狐というものです。
ど王道ですね、異世界転生です。
※2018.8.5:本文を校正&追加
その日常が楽しいか楽しくないかと言うことは、他人に決められる事ではなく日常を体験している本人が感じる事というのは誰もが理解しているはずだ。
その日常が人間として悪な日常だとしても、善な日常だとしても。どちらでもない、RPGのモブキャラのような日常だとしても、「つまんない」と感じればつまんないし、「楽しい」と感じれば楽しいだろう。
そして、今現在「楽しくない」生活をしていたとしても、今まで生きた人生の中で、「楽しい」日常はあっただろう。
……だけれど、例外も居るだろう。俺だ。
今までの二十五年間、楽しい事を見いだせないできた。
色々な事にも手を出したにも関わらず……。
もっと楽しい日常を!
何度望んだ事だろう。
だがそれは。一向に叶う事はなく……。
俺は、三毛猫になった。
お読み頂き、ありがとうございます。