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飛んで異世界？！

ドンドンドンッ

ドンドンッ……バンッッッ

凄まじい音と共に目が覚めた

『おい、貴様！ここで何をしている？！』

一体この人は何を言ってるんだ？

あたしは今まで何してたっけ？

確か大学が休みで友達と会う約束………

『あー！！！そうだ、あたし約束してたんだっ！待ち合わせ場所に向かってたんだった！』

バッと立ち上がって走ろうとした時だった、

『貴様！我々を無視して何を１人でぶつぶつ言っている！貴様は王を殺しにきた敵か？！こいつをとらえろ！』

この言葉と同時にあたしの体は数人の男に捕まれ、ずるずると部屋の外へと連れ出された。

そして部屋の外は、昔アニメで観たお城のような物が建っていた。

『はっ？何？王？意味わかんない！離してよ！離せってば！』

色々混乱しながらもこの状況はマズイと思い抵抗したら

『こいつを縛れ！』

と、さっきあたしを捕まえるように命令した男がさらに命令した。

強く結ばれた手首が痛い…

『ちょっと何すんの？警察に言うよ？あんたら全員捕まるよ！』

そう言ったら全員が『？』な表情をした。