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ちぇんじ!  作者: ミクロ
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こんな家族です。


初めましてこんにちは。いや、こんばんはの時間かな。それともおはようございます?


まあ、どっちでもいいですね。それよりも聞いてください。

私、大変なことになっちゃったんです。


そして今、すっごく困ってるんです。何に困ってるかって?


そりゃあ、アレですよ、アレ。



「テメーふざけてんじゃねえぞコラ」


「んだと!?誰に口聞いてんだよ !」


「あ?」


「ああ?」


金髪男がピアス男と睨み合う。そして周りもさらに険悪ムードへ。

ああ・・・。誰かまともな奴はいないのか。


引きつる顔を何とか厳つい顔に戻し、成り行きを見守る。

が、


「おい!直人も何か言ってやれよ!このハゲ坊主に!」


「ハゲじゃねえ!スキンヘッドだよクソ野郎!」


傍観していた私にそう声をかける同級生。正確には、兄の同級生なんですが。


ちなみに私、こんな図体してますけど中身は女です。

イヤイヤ誤解しないでください。決してオカマなわけじゃないんです。


「直人!シカトしてんじゃねぇよ!」


「んだあ?お前、真柴頼んねえと何もできねぇのかよ」


「はあ!?意味わかんねぇしクソが!」


続く睨み合い。


あーもー、めんどくさい。


「いい加減黙れお前ら。ハゲだのクソだの言ってねーでジャンケンでもして決めやがれ」


そう、目の前で買ってきたパンを奪い合う高校生男子(不良)に言えば、すんません。と素直に謝る。どんだけ恐れられてるの私。いや、お兄様。


ちなみに私、不良にこんな口がきけるほど肝は座ってないです。コンビニに偶にたむろってる柄の悪い人がいたら他のコンビニに行くくらいビビリです。そう、あの出来事があるまでは。




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