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朝日くんの姉、夏希さん

こんにちは!うみです!

今回は結構短くなってしまいました!

すみません!

私は今、部活のため高校のテニスコートにいます!

私は、テニス部だよ!

朝日くんは帰宅部でお姉さんが生徒会副会長なんだってさ。

あっ。この高校は生徒会も部活として扱っているよ。

今はちょっと休憩中ー。

「こんにちは~」

「はっい!こんにちは!」

私は驚きを隠しながら言う。

うーん・・・

テニスコートの近くにはテニス部の人しかいないはずだけど・・・

明らかにテニス部の人じゃないよね?

私は恐る恐る目を開ける。

そこには私よりちょっと背が高い、下の方でツインテールをした綺麗な茶色の髪、水の様な澄んだ瞳の女性がいた。

大人っぽいな・・・

それに、なんか髪の色とか瞳の色とか朝日くんに似ている気がする。

「わたくし、朝日夏希といいます。生徒会副会長でこの辺の見回りをしていました」

「あっ。私は花井心菜といいます。部活のためここにいました」

「テニス部なんですね。心菜ちゃんは晴のお友達なんですよね?」

「は、はい!」

「良かったです。わたくし、晴の姉ですので一番最初のお友達は誰か気になってしまいましてね」

「そうなんですか!朝日くんのお姉さんでしたか!昨日、朝日くんにお姉さんがいると知って、一度会ってみたいと思っていたんです!」

「そうだったんですね。確か心菜ちゃんは弟さんがいると言っていたと晴から聞いています。弟がいる同士、気が合うかもしれませんね」

「はい!」

「仲良くしてくださいね。よろしくお願いします」

こうして朝日くんのお姉さん、夏希さんと出会った。

                       ♡

「心菜ちゃんは晴のこと、どう思っているのですか?」

「唯一の初めての友達と思っています。初めて本音を話せた相手ですし、尊敬しています!もっと仲良くなりたいと思っていますし、朝日くんの友達作りを応援したいです!友達として!」

「そうなんですね!心菜ちゃんの弟さんとは仲がいいのですか?」

「はい。弟にはたまに朝起こしてもらったりしてます。休み以外あんまり家に両親はいないのでほとんど家にいるときは弟と一緒ですね」

「まあ!わたくしと同じなんですね!」

「はい!夏希さんは朝日くんと仲いいんですよね?」

「そうです!」

「夏希さんは本当に優しいですね!朝日くんが夏希さんは優しい人だと言っていましたよ!」

「晴がですか!?姉としてとっても嬉しいです!できたら心菜ちゃんの弟さんとも仲良くしたいです!」

「弟は中学3年生でこの高校の近くの中学校に通っているんです。剣道部ですよ」

「剣道部なんですか!?凄いですね!」

「弟をほめてもらえると姉として嬉しいです!」

「あっ。もう行かないといけません!ではまた!」

「はい!また!」

夏希さんは走って去っていった。

よーし!気を取り直して、練習頑張るぞ!

私は気合を入れた。

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