メール交換!
「ねぇ!メール交換しよ!」
私、心菜はそう提案した。
「いきなりどうしたの?」
「だって、せっかく友達なのにメール交換してないのもったいない!って思ったんだよね!」
「そういうこと。携帯持ってっるし、僕はいいよ」
「やった!二人はどう?」
「いいぞ」
「うちもいいで!」
「じゃぁ、キュウアールコードQRコードっていうやつだして!」
「いうやつって・・・」
「まぁ、いいじゃん」
「そうなのかな?」
「あっ。絆の電話番号教えるね!あと、絆にも電話番号言っとくから教えて!」
「うん」
「いいで」
「そうだな」
❀
「晴くん・・・」
私はじゅうだいなことに今、気づいた。
「今日、寝てないけど大丈夫なの?(晴くん=寝ないと異常という心菜の考え)」
「普通に眠いよ。でも、今日ぐらい起きてたくて・・・」
「ふーん・・・」
5分後・・・
晴くんは、寝た。
寝てる!?
さっきまで起きてたよね!?5分前ぐらいに!
昼休みで良かった!
昼休み終わったら起こさないとっ。
・・・この感じ、熟睡してるよね?
起きるかな?
「おっ。晴寝てるな」
「5分前ぐらいに今日ぐらい起きてたいって言ってたけどね」
「5分前ぐらい!?まぁ、晴は昼休みまで起きてたことだけで凄いんやけどな。寝るの早すぎだわ」
「うん。弁当食べたし、しょうがないかぁ」
「そうやな。弁当がトドメさしたんやろうな。それはそうと、晴って美術部だろ?ちゃんとやれてるのやろうか?」
そうだった!
晴くん美術部だったんだ!
「確かにな。途中で寝てるかもしれへんし」
「でも、そういうのは晴くん言ってたいよね?」
「言ってないだけかもしれへんや」
「そっかぁ・・・でも、確かめるとしても私テニス部だよ!」
「そうやったらうちもや。雷火も陸上部やで」
「確かめようがないな・・・」
確かめれる人・・・知り合いで・・・
「・・・あっ。夏希ちゃんに聞いてみるのはどうかな!?生徒会だし!」
「確かにやな!生徒会なら学校全体のことはある程度知ってるはずやし、晴の姉でもあるしな!」
「でも、私も弟がいるからわかるんだけどさ。絆の部活動のこと全然知らないんだよね!」
「絆は中学生で、聞く以外確かめようがないからだろ」
「そっか!なら早速夏希ちゃんに聞いてくる!」
私は夏希ちゃんを探し始めた。
2年生の教室ってここら辺だよね?
一応、私は目立たないようにメガネ(度が入っていない)をかけている。
これ、意味あるのかわかんないけどちょっとは目立たないと信じよう!
・・・よしっ。聞こう!
「あのっ」
「ん?どうしたの?」
「朝日夏希さんという方を探しているんですが、何組か知っていますか?」
「夏希の知り合い?そのネクタイ、1年生だね。夏希はC組だよ」
「教えてくれてありがとうございます」
よし!知れた!
・・・てかこれ晴くんに直接聞けば良かったじゃん。
ま、まぁ晴くん寝てたし、ここ来た理由は晴くんだしっ。
とりあえず、C組へレッツゴー!
私はC組に向かった。
♡
「夏希ちゃん!」
私はメガネを外したあと、言う。
周りはなんか「あの子って高校一の美少女って言われてるこだよね?」とか言ってざわめいている。
外すの悪かったかな?
まぁ、いっか。
「どうしたんですか?心菜ちゃん」
「ちょっと聞きたいことがあって」
「聞きたいことですか?」
「うん!晴くんのことなんだけどさ」
「晴がどうしたんですか?」
「晴くんっていつも眠そうにしていてよく寝るから、部活動大丈夫なのかな?って思って」
「そのことですか。大丈夫ですよ。部活動で寝てしまうことはあるらしいですが、部員が起こしてくれるらしいので」
「そうですか!良かったです!」
「晴のことを心配してくれてありがとうございます」
「いえそんなっ。あっ!今日みんなでメール交換したんだ!1年のところに来てくれる?夏希ともメール交換したい!絆の分は私が電話番号教えるから」
「ありがとうございます」
このあと、私たちはメール交換した。
帰ったあと、4人の電話番号を教えた。




