運め・・・い？
初です。頭を空っぽにして読んでいただければ嬉しいです。
あぁ、今日も彼はかわいい。それは世界の理。まぁ突然可愛い方面からかっこいい方面に行ってもいいんだけど。今日は一緒に帰れた、これは大きな進歩であり、しかも彼から話しかけてくれたのだ。
「きょ、今日一緒帰れますか…？」
だって！当たり前すぎてフリーズしたわ。でもさ、こんな風に言うと突然話しかけてきたみたいな脈略のないことになるから、一応学校ではそこそこ話すって言っておこうと思うの。にしても顔赤くてかわいかった…うへへへ…
『おやおやぁ？なんかヤバそうな雰囲気の恋する乙女がいるなぁ』
ん？
『しかもその反応的に聞こえてるね！うぅ～んオレったらツいてるなぁ！もう！えへへ』
なんだこいつ。なにがついてるだ私の妄そ、げほんごっふぇふぉん回想を邪魔して！！！！！！とにかく初対面の人に突然なんだよ挨拶をしろ。
『ごめんごめん、マジでこいつヤバそうやなぁ…主に情緒。やっぱツいてなかったかも？ふふ、もういいや。ぼ…オレはペンギンの幽霊で…名前は自由に呼んでくれたらいいよ』
なんであいさつ一つでディスられるのよ私。会って数秒即罵倒、よくないよ。私なにもしてないよ。幽霊なのはいいや。
『分かった分かった、幽霊無視かよ。まぁ、本題なんだけど、オレら幽霊はそれぞれ能力を渡されて―
〖いいですか、お前らはここから渡される能力を使って何かしらの役に立ってくるのです〗
って言われてさ、期限は特に言われなかったんだけど…』
なんか言い方腹立つよな！雑だし投げやり感がさぁ！と言って、ペンギンの幽霊…ペンタｇ『え？僕の名前それ？いや、自分で自由って言ったけどさ…』蠅がうるさいな。仕方ない、タカヒロ、略してタカは話を続けた。
『うぅーん…まぁそれでオレがもらった能力にあってそうな、尚且つ悪用という悪用はしなさそうなお前がいたってわけ』
おぉ、そうか、悪用ねぇ…確かに私はそんなこと産まれてこの方したことないからな！因みにどんな能力で？
『それが…その、人の感情が読み取りやすくなるっていうのなんだけど…人選間違えたかな？』
いやまぁ…私も確かに恋する乙女ですから？好きな人の感情がそりゃうれしい限りですけども常に発動？はしてないんでしょ？
『う、うん。さすがにずっとは脳がパンクするでしょ。多分…？』
パ、パンクかぁ、そういうものかぁ…
こっっっっっっっわっっっっっっっっ！！
のんびり更新不定期です
