突然の強要
なんかもう感想が無いのが当たり前になって気にならなくなってきたww
「説明はこんなとこしといてぇ、少し時間あるからァ、周りの人との交流時間にしましょうかァ。色んな人と話して下さいねェ。」
そんな教壇の前に立つ女子高生、いや担任教師の一言で亮介が忌み嫌う時間が始まった。
はぁ、また面倒な物が始まった。
周りは騒がしいが、もう一眠りするかな、午前中で終わるし。
眠ろうとして少し右を見たら、すぐ隣で一mm足りとも動かない小さな物体があった。だが、そんなこと確認する気もなく、亮介はどうでもいいとでも言うかのように静かに眠りに着いた。誰にも気づかれること無く。こんなこと書いたら、息を引き取ったように聞こえるがそうでは無い。
「……、……君。……堂君。…進堂君!起きで下さいぃ。」
亮介はそんな声に引き起こされた。
誰だこの女子、というかここ何処だ?
「誰っすか?」
「あのねぇ、ねぼけてるのぉ?今日は神坂高校の入学式で学校いるのよォ。それで私はァ、担任のぉ一ノ瀬心ですぅ。」
「はぁ……、それで担任の先生がなんか俺に用事っすか。なんか頼み事あるならお断りします。面倒いんで。そんな事より先生、なんか女子高生見たいっすね。」
そんな亮介の言葉に少し笑顔が引き攣った様に見えたが取り繕う感じで元の笑顔に戻った。
「っっ!失礼ですねぇ。私は列記とした教師ですぅ。この学校初めてだけど二年目よぉ。あと進堂君には頼み事では無くぅ、用事がありますぅ。」
担任が俺になんの用だろうか、面倒臭いものじゃなきゃいいけど…。
バサッ
そんな時隣の席から何かが動いた音がした。
「ちょっとぉ、湊さぁん。また寝ないで下さいよぉ。」そこには小学生が居た。
いや、正確には小学生に見える高校生なのだろう。
うちの学校の制服着てるし。
「誰ですかこの小学生。」
「あのねぇ、さっきもそうだけどぉ、本人を前にしてズバズバ言うねぇ。印象悪くなっちゃうぞぉ。」
一ノ瀬は言葉を濁す様にまたそこはかとなくいたずらっぽく言った。
それでも亮介は気にしてないのか、
「いや、印象とかどうでもいいです。それに陰で何か言ったり嘘で取り繕ったりするよりはいいと思いますけど。」
一ノ瀬はその正論とも言える言葉に困った顔をしていた。
「えぇっとぉ、とりあえず話を戻すけどこの隣にいるのはぁ、湊 渚さん。あなたと同じこのクラスの雑用係よぉ。」
「はぁア!?なんすかソレ!聞いてないっすよ。」
意味が分からない。何故入学初日でそんな物が決まっているんだ。希望なんて聞かれてないぞ。
「そりゃそうでしょうねえ。交流タイムの後係決めることになったのにぃ、二人仲良くず─っと寝てたからねぇ。」一ノ瀬は差も呆れているかのようなポ─ズをしたのだった。
出来れば感想欲しいけどね。
学生の身なので更新が不定期なのは許してください。