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魁!ちんちん小学校14!

 ちーんコーンかーんコーン。

 ちんちん小学校の体重測定は、身長測定より早い。


「どすこーい! 遅刻遅刻ゥー!」


 ちんちん小学校24号生の皮余俊介は、将来起こるであろう食糧危機にそなえて食べ物を自分の中に貯蔵すべく暴飲暴食を繰り返したら、体重が増えすぎて医師にすごい怒られた。


「兄貴ィー、兄貴大変だー!」

「どうしたでごわすサブどん!」


 微妙に太っちょキャラ作りに失敗している俊介の元へ、舎弟のサブという少年が駆け寄って来る。


「縮れ毛先輩がジムでバーベル上げようとしたら、プレートに挟まって全部抜けたそうです!」

「どすこーい!」


 怒りを四股で表現しようとした俊介は、足を無理に上げようとしたらバランスを崩して地面と後頭部が熱いキス。


「縮れ毛先輩……仇は取ります! サブ、俺もジムでボブするぜ!」

「わかりました! トムを呼んできます!」


 そう言ってサブという少年はどこかに駈け出していく。

 残された俊介は、セイタカアワダチソウ相手にシャドウボクシングを挑んで3勝6敗の成績を残していた。


「兄貴ィー、連れてきました!」

「よくやったでがんす!」


 キャラ設定がガタガタになっている俊介の前に、それは立っていた。

 2メートル近い長身、鍛え上げられた筋肉をまとい、浅黒い肌がアスファルトの照り返しで鈍く光っている。

 文明への反抗か、隠蔽への抵抗か、衣服を着てなくて素っ裸。

 体毛はすべて処理済みなのかツルツル。

 首に聴診器をかけて、額にはCDを飾っている。


「My name is Jeff」

「お主がジムですか! ダイエットよろしく頼むでやんす!」

「There are three desks」

「手加減無しでチョベリバ!」

「I like the back」

「アッー!」


 大人のダイエットは苦く苦しい。

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