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魁！ちんちん小学校13！

　ちーんコーンかーんコーン。

　突然、ちんちん小学校のチャイムが止まらなくなった。

　周辺の校区に何度も響く男性器の名称。

　他校からは模範校とまで言われていた、ちんちん小学校の権威は地に落ちようとしている。

　事態を重く見た校長の指示で、教頭による調査が行われた。

　ダウジング、手相占い、タロット占い、ポーカー、パチンコ、麻雀など、惨憺たる調査の結果、校舎地下にあるはずの迷宮に悪の魔術師が出現したことが判明した。

　校長は横領とかいろいろで教頭を警察に通報して引き取ってもらった後、校舎地下の迷宮に挑む冒険者の募集を開始した。

　ちんちん小学校、最大の戦いが始まる。

「今度こそ、遅刻遅刻ゥー！」

　ちんちん小学校23号生の皮余俊介は、迷宮地下一階で冒険者募集のビラを手書きでコピーしていた。

　そこへ舎弟の少年が駆け寄ってくる。

「兄貴ィー、兄貴大変だ！」

「どうしたサブ！」

「縮れ毛先輩が寺院で灰になったそうです！」

「なんだって……ゆるせねえ、ゆるせねえよ！　おいサブ！　俺が蘇生呪文を唱えて先輩を救うぜ！」

「わかりました！　ロクトフェイト！」

　全裸で女子トイレにテレポートした俊介は通報されて、治安維持機構の構成員に連れ去られるのであった。

　あと、男性器を連呼してたチャイムは、いつまでもうるさいのにキレた校長が叩いたら直った。