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魁!ちんちん小学校!

 ちーんコーンかーんコーン。

 ちんちん小学校のチャイムが朝の通学路に一日の始まりを告げている。


「やっべ! 遅刻遅刻ゥー!」


 ちんちん小学校12号生の皮余俊介は、ほとんどの学生が登校済みの通学路でゲリラライブを開催していた。


「俺の遅刻がそそり立つ~♪」

「兄貴ぃー! 兄貴大変だ!」


 何らかの法に触れそうな曲を歌っていた俊介の元へ、舎弟のサブがエンジン付き大八車に振り回されながらやって来た。


「どうしたサブ~♪」

「縮れ毛先輩がブラジリアンワックスファミリーにさらわれたみたいです!」

「なんだと! こうしちゃいられねえ、場所はどこだ!」

「案内します! 兄貴は車に乗ってください!」

「おうよ!」


 俊介はエンジン付き大八車の上に乗りこみ、それを見たサブはアクセルを全開にした。

 砂煙を上げながらうなりを上げる車輪。

 大八車はその場でスピンを始めて俊介を振り落とし、地面に倒れた俊介の上でアクセルスピンジャンプ。制御しようとしたサブは、スピンしたまま直進する大八車と一緒に用水路に落ちた。

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