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第二部始動! 新キャラクター登場で物語は曲がり角へ!

七月某日 晴れ時々曇り


 国境の長い目を覚ますとそこは雪国だった。

 灰色の雲が空に蓋をしている。白い欠片が降り注ぐ、薄暗く重厚な白銀の世界。

 私は次回作執筆のため、東北にある宿を目指していた。

 その宿に泊まると、作品の構想が後から後からとめどなく湧いてくるという。

 目指すものを見失い、思考の迷宮に囚われた私は、その噂を聞くやいなや留置場を飛び出した。

 裸で何が悪い、と言いながら全裸で街を歩く事は許されざる罪だったようだ。

 飛び出した私は服を着て汽車に乗り、服を脱いで古びた座席に腰をおろして車掌に取り押さえられた。裸で何が悪い。


 駅の奥にある部屋は、飾り気もなくうら寂しい。

 ぼろい毛布に包まれ、きしむパイプ椅子に座る私。机をはさんだ向こうには苦虫をかみつぶしたような表情の男がいた。


「あんた、名前は?」


 男はぶっきらぼうに、投げつけるように言葉を放った。

 名を問うならばまずは自分が名乗るべきではないか。そう思った私は立ち上がり、股間も立ち上がり主砲発射。面舵いっぱい夢いっぱい。


「……決闘の申し込みか。古風だな」


 しっとりとした男はゆっくりと立ち上がる。

 その目には静かな炎がゆらめき、その股間はぶらぶらとゆらめいていた。


「いいだろう、受けて立とう」


 つまり受けで立つという事で、タチとネコでいうならネコで、これ以上書くと社会的に死ぬんじゃないかという危険に思い至ったので今日の所はこれくらいにしてやろうと思った。

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