ちんちん小学校波止場
ちーんコーンかーんコーン。
「やべっ、遅刻遅刻ゥー!」
本編主人公の皮余俊介、というのは世を忍ぶ仮の姿!
具体的にいうと、カリの姿が忍んでいるということで、保険が利かない方。
本格派になると治療の対象となり保険適用。
つまり伸びたり縮んだりするわけで、本体も伸びたり縮んだり硬くなったりしてですね、例えていうならば皮の帽子 (直喩)、それも呪われているので装備すると外せないっていう。
呪われた装備は教会で外してもらわなければなりませんが、そうなると泌尿器科は教会ではないかと思いました。
「大変だ! 兄貴兄貴ぃー!」
「どうしたサブゥー!」
登校に一意専心して飛んだり跳ねたりしていた俊介の元へ、舎弟のサブ (執刀医)が息をきらせながら駆け寄ってきた。
「縮れ毛先輩の手術が失敗して皮が伸びたそうです!」
「なんだって……! 許せねえ、許せねえよ! おいサブ、その医者の野郎はどこだ! おちんちん探偵として謎を解いてやるぜ!」
「さすが兄貴! そう来るだろうと思って連れてきてあります!」
サブの指差した先には、ペッ○ー君によく似たロボットっぽいのが、モーターの駆動音も生々しく滑らかな動きで近づいてくる姿が見えた。
「ピー、患者ヲ発見、脱肛ノ手術ヲ開始シマス」
「謎は全て解けた! 犯人はこの中にいる!」
「さすが兄貴!」
「痛イノハ最初ト最後ノドチラガイイテスカ? ピー、時間ギレ麻酔ヲ実行」
○ッパー君のハンマーパンチが俊介の頭部に炸裂。俊介はその場にゆっくりと崩れ落ちた。
「兄貴ぃー!」
「モシモシ警察デスカ、自首シマス」
流れるように自己解決したペ○パー君は、脱肛とサブを残して最寄の消防署へと向かうのであった。




