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雨の郷愁

 雨が降る。

 薄曇りの窓に雨が降る。

 こんな日は、昔の事を思いだしてしまう。

 そう、あの日もこんな雨だった。


「殿ーッ、殿ーッ!」


 磨きあげられた廊下を、家老がコーン油を飲みながら走る。


「殿ーッ、ごぼうぇ!」


 大量の油に限界を迎えた家老の胃が謀反をおこした。


「どうされたご家老おぶうぇ!」


 その惨状を見た家臣が飲んでいたサラダ油を勢いよくぶちまける。


「騒がしい! 何事であごはぶふ!」


 健康志向の城主はオリーブ油を派手にぶちまけた。

 雨はまだ止まない。

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