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日記
今日の朝は小鳥のさえずりで目が覚めた。
カーテンの隙間から差し込む朝日が一日の始まりを告げる。
朝食に軽く焼いたトースト。
ひまわりのサラダ。
コーヒー豆の汁。
どんぐり。
午前中はゆったりと安楽椅子を横にしたり縦にしたりしながら小説の構想を練る。
斜めに立てたところで画期的なアイデアが浮かび、ガッツポーズしたら倒れてきた安楽椅子で頭部を強打。
ここはどこで私は誰だ。
とりあえず、昼食はどんぐりをかじる。
アクが強く渋い。
大人の味だ。
午後は全体的に失神して過ごす。
たまにはこんな日もいいだろう。




