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僕のライフ  作者: まさゑ
僕の崩壊、歩み
32/45

薄っぺらな言葉

 目が覚めると知らない天井はではなく、病室の見慣れた天井。

 交通事故に遭い病院に搬送。

 その時には痛みのせいもあって意識はなくて、目が覚めたら病室のベット。

 母と父も交えてお医者さんの話を聞いた。

 撥ねられた衝撃で脊髄が損傷、日常生活は一応送れるけど運動はほぼほぼできないとかみ砕いて説明された。

 医者の話が終わり次に警察が来てこの交通事故の事について話した。

 子供を連れて歩いていた親子が母親が一瞬目を離したすきに子供が道路に出てしまった。 

 運悪く急いでいたトラックが来てハンドルを切ったもののその先には自分がいて撥ねてしまう。

 道路に出た子供は近くにいた少年が抱え込み擦り傷程度で済んだと。

 

 これでシリアス主人公にも箔が着く。

 父母、警察も帰った後の病室で乾いた笑みをこぼして人生を恨んだ。

 

 

 それから数日間の間に色々な人が謝罪なり慰めに来た。

 トラック運転手はまだ20代前半の男で妻と一緒に何回も何回も頭を下げる姿。

 呆然と見ているしかできずこの2人を連れて父母が病室を出て話を始めていた。

 声が少し漏れ聞こえる。


 「本当に息子さんに申し訳ありません、一生かけてでも償います」


 ほんとどうしてくれるんだと言いたい。

 

 「謝罪の気持ちしっかりと受け取りました」


 「俊介を思ってくれるのはうれしい。事故だとはいえ誠意は十分伝わった。俺からもう言う事はない。だから頭を上げてくれ、これからは俊介の心を癒すために頭を下げてくれ」


 父母の声からは怒りは感じられず、許すと言ってるように聞こえた。

 息子がハンデを負ったのにそれかよ。

 親なら多少なりとも怒ってくれよ「どうしてくれるんだ」と。

 実の子じゃないからかと最後の最後には腑に落ちる。

 


 違う日は小さな子供を連れた親子が。


 「ごめんなさい」


 小さい子の謝罪の言葉は全然心には響かなかった。

 すぐに父親の後ろに隠れて、結局は我が父母にお許しの言葉を受けて帰っていく。

 

 

 また違う日。


 同じクラスの級長含めまともに話したことのないクラスメートがメッセージカードを持って来ていた。

 最初半睡状態でクラスメートたちの会話が耳に入ってしまう。


 「ほんとこいつ何やってるんだよ」

 

 「だね、近くにいた中学生は子供を助けに入ったのにこいつ巻き込まれて怪我して」


 「怪我してでも注目集めていのって感じ。あ、そうか事故だし気付かないからそんな考えないか」

 

 のそのそと起き上がると一瞬慌てるが態度はコロっと変わった。

 

 「だ、大丈夫怪我?」


 「ほんと災難だったね」


 薄っぺらい言葉と共に薄っぺらいメッセージカードを渡して帰っていく。

 

 お見舞いにはそれ以降ほぼ誰も来なかった。

 甚兵衛から『大丈夫か』とラインが来たのは嬉しかった。

 けど父母は必要な物を連絡して持って来てもらうぐらいしか来ず、兄は1回だけ妹は数回来てくれてたまにココアとか入れてやった甲斐があったと思える。

 

 リハビリを頑張って歩けるくらいまでには回復させた。

 維持と根性の頑張り。

 誰にも言ってないが俺武道習ってるから根性は座ってる。

 

 そして入院生活は刻々と過ぎていった。

 

ハイペースで書いてますが、過ぎてしまえばあんなことあったな的な感じなのでこのペースです

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