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僕のライフ  作者: まさゑ
僕の考え、日々
14/45

旧友

 クリスマス、一日だらだら過ごした。

 以上!



 クリスマスが終われば年末ムード。

 今年が終わる前に掃除やらやり残したことをやるのもよし、旅行に行くのも、疲れをいやすため温泉やエステも魅力的だろう。

 ただ31日まで数日間かかる。

 

 中学の頃の旧友とカラオケに来ている今。

 

 「きーぼーおのはなー」


 ネタにされまくった名曲も今となっては放送当時が懐かしい。

 当時は、えまた死ぬのと主要キャラがどったんばったんいなくなっていき悲しい悲しい。

 でも最終話視聴後、後半はともあれおもしろかったと思える作品でした。

 

 「しゅんそん(俊介のあだ名)90点いったぞやばくない」


 我が旧友の磯島甚兵衛≪いそしまじんべえ≫。

 甚兵衛という昔の侍のような名前、かっこいいが実際は出っ歯気味で親しみやすい容姿のボーイだ。

 バカで中学の時のテストはだいたい40点台、高校も凡々高校より偏差値の低い凡栽高校に通っている。

 こんなバカなジン(甚兵衛のあだ名)にも神様は一つの才能を与えた。

 弓道がとてつもなく上手で部でただ一人全国大会に出場できるぐらい別格の存在なのだ。

 そんなジンと僕との付き合いは長くこども園の頃から小中と一緒で高校生になった今でも連絡を取り合っている。

 ただジンは練習が忙しかったり大会があったりとなかなか会うことはないが今回はちょうど暇が空きカラオケに付き合っている。

 

 「かーなーしみのむこーおへと」


 アニソン、ゲーソンと趣味丸出しの曲ばかりで天板ソングはなんのその。

 ここまで仲良くしてきたのも趣味が合ったからかもしれない。


 

 歌い続けて疲れた頃、一息ついた。

 

 「なぁしゅんそん、高校楽しいか」

 

 「勉強はめんどうだけど思ったより楽でいいわ。楽しいかといわれると微妙だけど」


 高校生活楽しいかと問われても別段楽しくはない。

 勉強がさらに難しくなって大変だが、部活は週一だし課題は少ないしで中学のように毎日毎日多く課題を出されるわけでもないし楽であった。

 

 「ジンは」


 「俺は楽しいわ。中学時より過ごしやすいし友達もできたし。あとな俺の事好きかもしれない女子が一人いるいるし」

 

 「二次元一択、リアルは捨てるとか言ってたお前がかー、ま、でも楽しそうでいいいじゃん。彼女出来ました報告待っとるわ」


 ほんと高校生になるとみんな色恋沙汰が好きになるよな。

 最近恋愛話しか聞いてないまである。

 

 「しゅんそんも楽しめよ。若いのは今だけなんだからな」


 「なんだよそれ爺さんかよ。さて再開するぞ」

 

 「次はどれ歌おうか」


 残りの時間歌いに歌った。

 

 帰る頃にはすでに夕焼け空になっていた。

 中学の頃の思い出話やアニメの話、話す相手が全然いない僕には楽しい時間になった。

 話しているといつの間にかそれぞれの家への分かれ道に差し掛かっている。

 

 「お、じゃあここで。よいお年をだな」


 「よいお年を。まじ彼女報告待っとれよ」


 「玉砕しないことを祈ってる」


 苦笑を漏らしながら分かれ道を歩き出す。

 背中越し甚兵衛の声が聞こえた。

 

 「無理そうだったら言って来いよ」


 後ろをちらりと伺うと甚兵衛は頭を掻きながら安心させるように笑みを浮かべていた。

 

 無理そうってそこまで貧弱キャラやってないわ。

 それとなもっとお前がイケメンが男らしかったら映えとった。

 

 ありがとな、恥ずかしくて言葉には出さないが心の中でそうつぶやいた。

 いい友達を持ったと心から思えた。


ブックマーク等してもらえるとモチベが上がります。お願いします...(書いてみた)。

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