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初めまして

初心者で、文才も、語彙力もないですが

ゆっくりと書いていきたいと思います


気軽に暖かくみていただけると幸いです。


桜がすっかり満開になった頃


空を見上げれば暖かい太陽の日差しと

ゆっくりと青空を流れる白い雲、


小さな公園で遊ぶ子供達のはしゃぎ声

ベンチに座る私達はどちらも話すことなく

ただ、ゆっくりと時間だけが流れていく


ふっと、穏やかな風が私の肌を撫でたとき


「俺たち別れようか」


あぁ、やっぱり


突然だった、その言葉を聞いて私は静かに息を吐く。


驚くことはなかった。お互いもう駄目だと思っていたし

そう思っていたことはお互い気づいていた。


でも、お互い別れを告げることはしなかった。


違う。できなかったんだと思う。

彼とはそれなりに長い付き合いだった。

だからこそ、だんだんと気持ちは、その長い年月と共に変わっていった


何がそうさせたのか、わからない


「うん………今までありがとう。……」


そうして、私達は違う道を歩む。

幸いお互い通う高校は違っていた。

だから、彼とは二度と逢うことはないと思う。


お互い友達になれる相手だとは思えないからだ。


一緒に来た公園を今度は一人で家路に向かって帰る。


悲しくないと、寂しくないと言えば、嘘になる。

本当に彼が好きだった。


けれど、心が楽にならなかったと言えばそれも嘘だ。私の心は先程まで彼と一緒に居たときより軽いのだ。


「…っう……ズズ……ぅぇっ」


涙は大粒となって頬を伝い、地面に落ちる


私はこの日失恋した。

二年に上がる一週間前だった…。

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