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佐藤こずえは普通じゃない  作者: いとしきみこと
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佐藤こずえは漫研に入りたい

4月15日。


慌ただしい一週間が過ぎた。


普通、中2以上はそろそろ部活動の勧誘活動を始めてる。


でも私は違う。新しい部活を探さなければ、つまらない日常からは抜けられない。


とはいっても、大した友達もいないので誘ってはもらえず、てきとーに中1に混ざって勧誘を眺める。


ミュージカル部…は練習がきついらしいし、バスケ部…もダメだ。運動部はやめよう。


できるだけ楽な方に…と文化部方面に足が向く。


コーラス部…は面白くなさそうだし、化学部も…いまいちなぁ…


どうしよう、凄い悩んでるぞ私。


???「…おーい!そこの君!」


ん、なんか声をかけられたぞ。嬉しいなんて思ってない思ってない…


中野「運動部はキツイから嫌とか、文化部もいまいちとか、思ってるでしょそこの君!」


「な、なぜバレてるんですか?!心が読めるんですか?!」


しかし、この人見たことある気がする。同じ学年っぽい…


中野「お、ノリがいいね!中1にしては。」


「中1じゃないです!中2です!というかどこの部活ですか!?」


認識されてなかったことにショックを受けつつ、尋ねる。


中野「同じ学年?あぁ、ごめんねー。勧誘する相手、間違えたかな?wここは漫画研究会だよ。」


「…楽しいですか?(何聞いてるんだろ)」


中野「そりゃ、楽しいよー!うちの学年は騒がしいし、先輩もフレンドリーだし、後輩も可愛いし。


活動内容は、漫画を書くこと、読むこと、語ること!とかいいつつ、ほぼ遊んでるけどねー」


なんだか良さげだ。私はアニメが好きだし、漫画はよくわかんないけど、絵も描いてたし。


運動部の上下関係からも脱出できそうである。


中野「途中入会歓迎だよ!会員の半分が途中入会だしねw」


私みたいな人がいっぱいいるのだろうか。それはいい。目立たずに済む。


「考えておきます。」


中野「わーいやったぁー!せんぱいせんぱーい!いまここに、とちゅうにゅうk」


そんなわけで一週間後に、私は漫研の入会届を提出することになったのだった。


やっと本編です。

ご要望等あったらよろしくお願いします。

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