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あの……AI作家って、誰のことですか? 〜私の2025年、最大の勘違い〜

作者: どしろ〜と
掲載日:2025/12/26



 まず、AI作家とは。


 “文章生成AI”と呼ばれるWeb(ウェブ)サービスを使って、小説を書く人のことを指すそうだ。



「特に、だけれど。本文書くのをAIに丸投げして、実質“無所属(フリー)の編集者”になってる人たちが、やたら『AI作家』って名乗りたがるのよね」


 電話越しに、友人からそう説明されて。私は感心していた。



「へぇ〜、そうなんだ……」


と。



 “AI作家”という語感から、とんでもない勘違いをしていたからだ――――



 ◆


 一般に、作家とは何かを作る人のことだ。特に小説・()イトノベ(・・)ルなどの文章を書く人たちを指すことが多い。



 でも、それだけじゃない。


「映像作家」

「人形作家」

「折り紙作家」


など、文章以外の作品を生み出す人にも使われる。



 だから私は、初めて「AI作家」の4文字を見たとき


「人工知能(AI)を作る、技術者さんたちのことかな?」


と思ってしまった。



 幸か不幸か、この誤解はすぐに解けた。

 その時読んでいたのが、


「生成AIと、小説の未来」


について論じた文章の一節だったからだ。

 そこに突然“技術者”が出てくると、意味が通らない。だから


「違う、そうじゃない」


と分かった。



 だが同時に、私は今年(※2025)最大の勘違いを犯してしまう。


「そうか、AI作家って小説書くAIのことか!」


という勘違いを。



 え? 「そうはならんやろ!」??

 なっとるわボ◯ェ !!



……おっと失礼、お見苦しいものをお見せしました。



 ◆


 私がそう勘違いした理由は、2つある。


 ①納得感に負けた私が、「AI作家」の意味をよく調べなかったから

 ②その文章では「AI作家」の定義が曖昧だったから


 どういうことか?



 繰り返しになるが、AI作家とは


「“文章生成AI”と呼ばれるWebサービスを使って、小説を書く人のこと」


のことだ。

 しかし私が読んだ文章は、それをもう知っている人(・・・・・・・)に向けたものだった。



 だから、知らない人が読めば


「生成AIを使って、小説を書く人のこと」

「小説を書くAIのこと」


の、どちらの意味にも取れる文章になっていた。



 あの時の、私のように。



 加えて、私は私で油断していた。

 1回別の勘違いをしていたから、


「そうか、AI作家って小説を書くAIのことか!」


と納得してしまったのだ。勘違いなのに。



 そして、一旦納得してしまったことを、また疑うのは難しい。



 ◇


 それからの私は、しばらく幸せに暮らせた。友人にツッコまれた、あの日までは。


 夢のような日々だった。

 10代の頃に読んだSF小説が、そのまま現実になったかのようで。



「『AI小説が投稿サイトの1位になった』!? (すご)いね、AIって投稿作業までできるんだ!」


 そんなわけなかった。けれども、私は気づかなかった。



 気になって、その小説を読んでみた。



「ヤバい、文章上手い。絶対私より上手い。 ……いや待てよ? ◯阪弁(じもとべん)ならまだ……」


 そうして、男もすなるAI……を、私も使ってみた。



「……AI凄い。大◯弁も上手い。凄い時代が来た……!」


 興奮覚めやらぬまま、あの友人に電話して。そしてあの日を迎えた。



 享年、25分――――



 ◇


「まったく……何が“This(これ) is() history(でんせつだ)!”よ。しっかりしなさい、この酔っ払いが !! 」

「すいませんでした……」



 電話越しに叱りつけてくる友人の声が、変に震えていた。

 (こら)えきれずに噴き出した私は、悪くないはず。なのに笑われた後、また叱られた。



 なんでェ……?



 お読みいただき、ありがとうございます!

 言葉遊びは無料(タダ)ですが、


「タダより高いものはない」


という慣用句もございます。



 皆様もお気をつけて……



【追記】一部修正しました

(2026/01/24)



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