アテナ — 知恵・戦略・工芸の女神
立場と性格
アテナはゼウスの娘で、全く母親を持たずにゼウスの頭からフツーに誕生したとされる。頭脳明晰で理知的、冷静沈着。戦いではただの暴力や破壊ではなく、戦略や知恵による勝利を重んじる。
正義感が強く、公正で、アテナは平和の守護者でもある。
エピソード1:誕生の伝説
ある日、ゼウスは頭痛に襲われ、ヘーパイストスが斧でゼウスの頭を割ると、そこから完全武装したアテナが誕生した。
この誕生は、「知恵と戦いはゼウスの意志そのもの」という象徴的な意味を持つ。
エピソード2:ポセイドンとのアテネの守護権争い
アテナは都市国家アテネの守護神となるため、海の神ポセイドンと競った。
ポセイドンは馬を贈り、アテナはオリーブの木を贈った。
市民たちはアテナの贈ったオリーブを選び、豊かさと平和を象徴するその木が受け入れられ、彼女が守護神となった。
エピソード3:知恵の女神としての役割
アテナは工芸や技術の神でもあり、糸紡ぎや織物、陶器作りの技術を人間に教えたとされる。
また、英雄たちの助言者としても活躍し、オデュッセウスやペルセウスに知恵を貸した。
エピソード4:メデューサ退治の支援
英雄ペルセウスが怪物メデューサを倒す際、アテナは鏡の盾を授けた。
それによって直接メデューサの目を見ずに倒すことができた。
アテナの象徴
アテナは「冷静な知恵」と「公正な戦い」を象徴し、暴力的な戦の神アレスとは対照的。
理性と知恵を重んじるギリシャ人の理想を体現した女神だ。