スピリチュアルな創作論
スピリチュアルな創作論というと、ぎょっとするかもしれないが
まあ、落ち着いてきいてほしい
なにも、スピリチュアルな思想を植え付けたり、勧誘しようというのではない
ただ、僕は創作というのを、どうとらえているのか
それをみなさんにお話ししようというだけである
みなさんは、創作というのをどうとらえているのでしょうか
ぼくと同じか、はたまた全然違うのか
僕は、こう考えているのです
まず、この世界にはアカシックレコードというのがありますよね?
まって、帰らないで!
あるんです
あるとしましょう
アカシックレコードというのは、この宇宙のありとあらゆる情報が記録されているところというものです
この時点で十分スピリチュアルですか?
まあ、一種のSFとしてきいてください
アカシックレコード……またはワンネスでもいいです
呼び方はなんでもいいです
集合的無意識、超自我でもなんでも
まあ、この手の話が好きな人にはおなじみの概念かもしれません
このページを見ているということは、アカシックレコードなどは知っているものとして話を続けますね
こう考えてみてください
そのアカシックレコードにはありとあらゆる情報がある
つまり、宇宙全体の、いろんな惑星や、世界線の情報もあると思ってください
そして、この宇宙は広大です
そこにはありとあらゆる可能性がありますよね
この宇宙のどこかに……
いや、この宇宙でなくてもいいです
マルチバースで考えてください
別の宇宙でもいい
どこかに、なろう小説のような、ファンタジーな異世界が広がっている惑星も、あるんじゃないでしょうか?
僕はそれは否定できないと思うんですよね
どこかには実際に、物語のような世界があるのでは?と思うのです
そしてそこで起きた出来事は、すべてアカシックレコードに記録されていて
集合的無意識を通じて、我々はその情報にアクセスできる……かもしれない
そこでアカシックレコードから読み取った物語を、ただ書いているだけ
ぼくにとって創作とは、そういうものです
ちょっと意味がわかりませんかね?
うまく伝わっているといいのですが……
つまり、この世界にあるあらゆる物語の世界は、どこかに実際に存在している、と僕は言っているのです
それはこの宇宙のべつの惑星、いや……別の宇宙の別の世界線かもしれません
しかし、この宇宙にありとあらゆる可能性があるマルチバースが存在するのであれば、
その無限の可能性の中に、そういう世界があってもおかしくはありませんよね?
なので、僕は自分の作った作品や、大好きな作品の世界が、実際にどこかにあると信じています
だから、僕にとってはフィクションはただのフィクションではないんです
実際に登場人物たちは生きていて、どこかにいるかもしれない
そう考えたほうが、楽しくありませんか?
夢で見る世界もおなじです
あれは、無意識に、超自我と繋がって、アカシックレコードから別の世界の情景を見ているのだと僕は思います
それと同じで、創作も、実際に自分で考えて、空想上のものを生み出していると僕らは思っていますが
実は、どこかにある本当の出来事を、アカシックレコードを通じて無意識に受け取っているだけかもしれませんよ?
それを、自分で考え付いたと思って、書いているだけなのかも
つまり、もともと創作しなくても、その世界はあるんです
我々はそれを電波を受け取って、形にしているだけ
まあ、なかなか電波なこと言ってますよね……
でも、そう考えると、なんだかおもしろくありませんか?
だからこそ、なにがいいたいのかというと
この「無意識」というのが大事なんです
どういうことか
つまり、こうです
小説をかくときに、考えて考えて、うーんうーんと頭をひねっても、なかなかいいものがうまれない
どころか、逆になにも思いつかなくて、すすまない
そういった経験はありませんか?
それもそのはず、そうやって考えている状態は、無意識とは真逆の状態です
逆に、お風呂に入っていたり、散歩していたり、無意識の状態で、ふとなにか思いつくことのほうが多くありませんか?
少なくとも、僕の場合は有益なアイデアはそういう無意識のときに思い浮かびます
つまり、無意識になっていて、超自我と繋がっている
集合的無意識につながっている状態といえるでしょう
その状態で、アカシックレコードに接続し、物語の種を読み取ってるのかもしれません
つまり、この理論でいうと、無意識の状態を作り出すことで、アイデアを受け取ることができるというわけです
はい、なかなかに電波ですね……
でも、そう仮定してみても、筋がとおりませんか?
結論としては、考えて書くよりも、無意識とつながっているほうが、いいものが描けるので、そういう無我夢中の状態で執筆できるように、環境をつくりましょうということです
ちなみに、カフカも似たようなことをしていたそうですよ
カフカは疲れていて、無意識で自動書記のような感じで書いた文章にしか納得しなかったようです
なので変身などは数日に渡って練って書いたせいで、しっかりしすぎていて、好きじゃなかったとか
カフカはよりアカシックレコードに接続できる状態で執筆にこだわったんですね
ちょっと今回はかなりスピリチュアルなお話になりました
まあ、僕の趣味で、そういうのが好きなのもあります
苦手な方もいたかもしれないですね……
でも、ちょっとそう考えてみると、物語もただのフィクションだとは言えないなと思いませんか?
だから、僕は物語が大好きなんですよ
あれは決して、ただの空想じゃなくて、本当にどこかにあるかもしれない
だからこそ、本気になれるんです
もしこの話がおもしろいと思ってもらえたら、ぜひ無意識を意識して、執筆してみてくださいね~
本を読むときにも、もしかしたら別の宇宙に実際にあった話かもしれないと、考えてみてください
ちょっと面白いかもしれませんよ




