第28倭 ミカヅチが目指す先に坐すラム=エトク=モノ=カタ=ルーガル
倭奴のどこかのモシリを目指すミカヅチです…
(…あの方に…何としてもお会いしてこれを献上いたしますわ…)
皆と別れたミカヅチは独りひたすら南下し…倭の奴国のとあるモシリを目指していた…。
(下伽耶は…もう謝るウタラすらおりませんが…あのモシリは…皆様の住まうチセ等の損壊についてもイアシンケしないとなりませんわ…)
トゥケチャロマプに乗ってアトゥイ を渡っていく。
かなりの速度である。対岸へオヤンすると剣から降りてシリ に立つ。
「…たしか…この辺りだったはずですわ…」
ミカヅチが記憶をたどり歩を進めていくとアイヌクル が観えてきた。
(…やはりワタシの接近…お気付きになられましたわね…)
腕を組み悠然と立ちはだかるは…イトムコカヌ=モシリのシ=サンガ=コロ=クル…倭の奴のタカヒコであった。
「…お出迎えありがたく存じますわ。こちらから探す手間が省けましたわ…。」
「…先のロルンペでは…おれのイヤイコォッカをみせる結果となり…ウタラにも多大な被害を出させてしまった…。すべてはそなたのいでたちに惑わされし事も含めひとえにおれの未熟さ故。…しかるに…本日は何用であるか?…如何なソナタであろうとも単身で我がモシリ攻め入るとは思い難いが…?」
「…お伝えしようとも俄には信じて頂けぬと思いますわ…。ですので…ワタシが是が非にも献上差し上げたくなりますよう…ラマトゥ揺さぶる素晴らしき…ラム=エトク下さりませ!」
そう言うとミカヅチはトゥムとヌプルをイラムノ=エトゥッカさせメル=ストゥ=マェ 纏いし例の状態へと変貌した。
「…凄まじくも素晴らしいな…!我がモシリコ=コラゥキした刻は真なるチカラ隠したままであったか…つくづく己の未熟さに腹が立つ」
「…この…チカラは…ワタシのモノではありませぬ…さるお方から賜りしモノ…言いますれば…アン=カムイニスに浮かびトカプチュプの光を受け優しくメレメルするクンネチュプの如くですわ…。そうは言いましてもメレメルしているのもまた事実ですわ…。アナタさまも等しくメレメル出来なくば…一合でアン=カムイニスにてメレメルする事になりますわ…。覚悟のほどはよろしくて?」
「かまわん。…先に…礼を言っておこう…。先のロルンペのおかげで…ソナタと…共に同じノチウのメレメル=ケするニスを眺める事叶ったなり!むん!」
そう言うとタカヒコはトゥムを全開放しはじめた。見る間に大きさも強さも練り上げられていく。
「…素晴らしいですわ…。トゥムは明らかにワタシを上回っておりますわ。ですが…そのままではみずからノチウとなりて天に昇るようなものですわ…」
「数多のヤオヨロズよ!ラムハプル=ヌプルし給え!シンナカムイさせ給え!」
その呪と共にタカヒコの背後に無数のヌプル=ケゥエが浮かび上がり、次々にトゥレン=カムイの如くタカヒコに宿っていき、その度にヌプルが湧き出てくる。
瞬く間に全身を覆いつくし際限なく拡散しながら吹き上がる。
「…我が業、我が為すに非ず!カムイ=エウン!ラム=エトク=モノ=カタ=ルーガル!」
拡散放出されていたヌプルが急速にタカヒコに集束していき等身大まで圧縮された瞬間トゥムとウカムレしていく。
全身を覆うモシリ=ハイヨクペと化したメル=ストゥ=マェ纏いしモノとなった。
「…猛りしも…禅定抱き坐す大王さま…素晴らしいですわ…!よくぞここまで自力で練り上げられましたわ!」
「おれ独りでは叶わぬ事。精霊神と化したウタラ達の協力によりヌプル賜る事によって成せるモノ。故に我が業、我が為すに非ず、だ!」
「そのイレンカと…そのお姿こそ…極みに至る道へ歩みし証拠ですわ!…さぁ…その状態でございましたらワタシにも不服などございませんわ…いざ!参りますわ!」
「おう!」
ミカヅチはチカラを込めてトゥケチャロマプを薙ぎ払う。音を置き去りにして見えざる刃が空を切り裂きながらすさまじい速度でタカヒコに襲い掛かる。
タカヒコは身体がうしろ向きになるほど大きく振りかぶって強烈に掌底を打ち出す。
その衝撃で超高圧縮された空気が砲弾と化してミカヅチの刃と衝突すると大きな破裂音と共に対消滅してしまった。
「固めし空放ち我が刃を打ち消すとは…流石ですわ!…では…これならいかがなさりますかしら?…いやぁ~!猛御雷!!」
ミカヅチは持てるトゥムを全開放しトゥケチャロマプに全て伝わらせ上空へ跳躍しそこから全力の打ち下ろしの斬撃を放った!
「今のおれには…只のトゥムは…効かぬ!」
タカヒコは身動きせず仁王立ちに構えたまま己の身体で受け止めた。
「…確かに…ホンモノですわ…!それでしたら…次は…真なるチカラで…参りますわ!」
そう言うとミカヅチは剣を天にかざし裂帛の気合を放ち叫ぶ!
「いやぁぁぁっ!ニスラムに住まうカンナカムイに申します!その大いなるチカラわが剣にお授けくださいませ!」
轟音と共にミカヅチの剣めがけすさまじいカムイ=イメルが落ちてくる!それを己のメル=ストゥ=マェとウカムレ=エトゥッカした!
「…参りますわ…! 神之如威力 !猛御雷ッ!!!」
先程以上のはるか上空へ跳躍しカムイ=イメル迸る剣を大上段から全力で振り下ろしてきた!
「モシリ=コシムプよ! すべてを遮るヤイキッカラ=チャシを顕し給え! 神之如威力! パセ=メトトゥス=カムイ!」
タカヒコが両腕を翳し唱えると両前腕に巨大な岩の楯が出現した。およそ剣でどうにか出来るモノでは無い様に観える。
「それがただのチスでしたらアマムの如く刈り取りましてよ!」
ミカヅチは躊躇せず全力で剣を振り下ろした。
凄まじい衝突音と共に周囲へとオレプンぺの様に衝撃波が放出され木も岩もすべて吹き飛んでしまった。
「…凄まじき剣撃…!斯様な剣筋は祖父スサノヲ以来…!」
驚き称賛しながらもタカヒコはほぼ無傷で受け止め凌いでいた。
「ほ、ほほ…この技でその程度しか傷を負わぬのでしたら…今のワタシにアナタさまを倒す術はございませんわ…」
そう言ってミカヅチはゆっくりと剣を下ろした。
「…では…降参すると言うのであるな?」
「ほほ、そうでございますわ…参りましたわ…」
(…まだまだ余力有りと観えるが…何かの策か…?)
タカヒコは警戒しながら様子を伺う。
(…今回のこのモノ…ミカヅチにはウェンイレンカはまったく観じぬ…むしろ此度は尋常の試し合いであった…)
「…ワタシに勝ったのですから…プマコレとして…このチカラ…お受け取り下さいませ…」
そう言うとミカヅチは己の持てる全メル=ストゥ=マェを両手に凝縮させていき…稲妻を纏う光球に変貌した。
「…これを…アスコレアニしてくださいまし…」
言われるままに両手を差し出す。すると微笑みながら光球をゆっくりとタカヒコの両手に乗せた。
触れた途端衝撃が身体を貫く!
「ぬぐぉ!」
身体は仰け反り手はあらぬ方に曲がり傍目にはミカヅチに両上肢をへし折られているかの如く観えたであろう…。
「テクパ=ラムハプル=ヌプル!ワタシの全てお受け取り下さいまし!」
そっとミカヅチは光球から手を離す。鬟がほどけ精悍さと|険しさの表立った顔立ちが穏やかさと愛らしさを醸し出し、次いでその中性的で細くしなやかな肢体はそのままに女性的な丸みを帯びていく。
力無く座り込んだその様はまさしくヒメと呼ぶにふさわしいモノであった。
「これで…ワタシにはもうウタラ並のトゥムやヌプルしかございません。…今の状態でアナタさまを拝見いたしますと…いかに私がウタラ達に絶望を与え続けてきた存在なのかハッキリと解りますわ…!さぁ…モシリをウェンテしたウェンプリ=ペ…一思いに消し去ってくださいまし!」
そう言うと…ミカヅチ…今はもうミカツヒメに戻った彼女は目を閉じ両手を広げて天を仰ぎ横たわった。
迷いも恐れも後悔も一切観じず、為すべき事を為した刻の様な晴れやかな表情と佇まいであった。
(…キンラ=ピリカ=レカ…。こやつ…真にメノコであったか…。年の頃はおれとさほど変わらぬ…これは…)
タカヒコはミカツヒメに歩み寄り片膝をつくと優しくそっと頬を撫でる。
「…おれの…負けだ…。オマエは…スゴイ奴だ。そして…キンラ=ピリカ=レカ…」
先のムカツヒメ以来のエサムペルイルイ胸の高鳴りをタカヒコは感じた。オラムコテしてしまった事が表情にもありありと出ているだろうと思いながらも、そんな己の醜態がどうでも良くなる程のピリカメノコであった。
「…ワタシをエラマスされましたのなら…どうぞお望みのまま…お好きにしてくださると良いですわ…」
目を開きタカヒコを見つめそう言うと再び目を閉じた。
タカヒコはアドレナリン多量分泌により顔面紅潮、心拍数血圧上昇、上肢振戦、手掌発汗と自律神経交感神経優位状態を呈し…引きずられるようにラムもイレンカも眼前の無抵抗なピリカメノコをイレンカのまま好きにしたい衝動に囚われそうになった。
「…もう…イッケウェは果たしましたわ…後はこの身がどうなろうとも…その果てにイノトゥ果てるとしても一向に構いませんわ…さぁ…」
今の彼女はタカヒコのイレンカひとつでどうとでもなる存在である。
だが、タカヒコはラム=アサムより湧き上がる激しい衝動に必死で抗っていた。
「…オマエ…いや…ソナタが…エラムルスイでたまらぬ…しかし…今は契る事かなわぬ…」
「何故?ワタシはお望みのままにと申し上げてらっしゃいますのに…!」
「イレンカ通じ合い…ウコサムペ=ピリカなくして…ウ=ウェラマスする事なかれ」
「…それは一体…?」
「奇しくも…ソナタに敗れし刻…傷ついたケゥエ をトゥサレする為…ムカツヒメ様の元へ伺った際に…その…テクニマゥポやテム=パ=テムパ…などの際に賜ったイタクだ」
「…そんな事…ワタシはすでにアナタさまのモノですわ。どう扱おうとご自由にして下さると良いですわ」
その言の葉を聞いてタカヒコはマク=ケ=サム=ア《意を決する》な表情で言う。
「…では…自由にさせてもらう…むん!」
タカヒコは気合と共に先の光球を引き裂いていく…!
元の一割ほどの小さな光球を手にしコッパラに…ラマトゥにかざす。
すると何の抵抗もなくすぅっと身体に入っていった。
残りの殆どを…再度両の手を翳しイレンカ集中して光球と化す。
そのままミカツヒメのコッパラ~その奥のラマトゥへと挿入していく。
「ナ、何故この様な…あぁ…入ってきますわ…ワタシの奥…ラマトゥまで…」
戸惑いと抵抗はあれど挿入されしその光球に宿るチカラをミカツヒメは受け入れて己の奥深く…ラマトゥに刻み付けた。
全身が一瞬メレメルし、先のミカヅチの刻同様生気溢れる状態となった。
「…こ、これは…変成男子 せずともトゥムが…御せますわ…?」
「そなたが研鑽の果てに手にしたチカラ。御せぬ道理はなかろう」
おかしな事をとばかりに笑みを浮かべながらタカヒコは言った。
「しかし…あの…復讐を誓った刻以来…ヲノコになりませんとチカラを揮えませんでしたわ…」
「それも…己がイレンカでつくった縛りであろう」
「ワタシの…イレンカで…?」
「あぁ!そなたのチカラ…一部もらった故…そこに宿りしイレンカも一緒に受け取った故…委細承知した…!」
「…!」
はからずもミカツヒメは知られたくない忌まわしき過去を知られてしまい、恥辱と絶望感により力無く項垂れてしまった。
「…そう…ですわ…ワタシ…メノコとしての価値などないのですわ…」
「その様な事は決してない!」
強い口調でミカツヒメの言葉を遮るようにタカヒコは言った。
「そなたは素晴らしいピリカメノコだ!その上…おれ自身のみではかなわない位に強い…!剣を携えたパセ=トゥスクルさまの如く…!おれは…そんな強さと美しさを併せ持つソナタに…ソナタを…オラムコテしてしまった。だから…所有や支配ではなく…ウ=ウェラマスする為にしたい…。そなたのそのラム、イレンカ…癒やす事出来る刻まで待つ故…共に歩んでゆかぬか?おれのヒメとして!」
その言の葉聞いた瞬間…ミカツヒメの両目から止めどなく涙が溢れ出た。タカヒコはそっと近寄り…少し照れくさそうに肩に手をかけ優しく抱き寄せた。
「ワタシは…アナタさまのモシリ滅ぼしものですわ…それでもこのような事が許されてよろしいのでしょうかしら…?」
「かまわぬ、と言えばウソになるな。良きイレンカ抱けずにウェンイレンカぶつけるモノも多くいるだろう。…すべて受け入れて…受け止めた上で生きていくんだ…!死するよりも辛き中それでも前に歩め!…おれは常にソナタの傍らで支えていく!」
「タカヒコさま…。これは…もう…“かしこまりましたわ、仰せのままに”としかお返しのしようがありませんわ」
泣き笑いでそう伝えるミカツヒメは正に神がかり的な美しさであった。
たまらなくなり反射的に身体を引き寄せ優しく見つめる。ミカツヒメは優しく微笑んでそっと目を伏せた。
(ひとつずつ…ウカムレしていこう…我が…ヒメよ…ソナタのウェンプリ…イレンカ…苦しみも…共に受け止めていこう…)
「…やぁっと…ニクネ=カムイを抜け、真なるアスラ…ラマットゥム=ペケレ=カムイの境涯へ上がって来たのう、待ち焦がれていたぞぃ…」
口唇重ね合う寸前で完全に無防備だった二人は、不意を突かれ驚きの拍子に飛び退いてしまった。
声のした方に視線を移すと…何とそれはミカヅチの両刃の剣であった。
「ワシがフツノミタマ…ミカヅチのラムと境涯が修羅から上がれるまで自神に封をかけ只の剣と化しておったのじゃ」
「お、御師匠さま!いなくなられたのではなかったのですね!」
「ミカヅチ…お主にかけていた封…ワシがそばにいなくては弾かれてしまうからのう…それ位あの刻のお主の悪想念は強烈じゃった…。元々…オウペカ=コイキ=カムイのイレンカじゃったとしても…囚われ支配されてしまっては…ニクネ=カムイと成り果ててしまうんじゃ…きちんと戻ってこれるか心配で離れられんイレンカもあったわい…」
「皆伝の際賜りし剣とばかり思いこんでおりましたわ…」
「あの刻使いし剣は修業したあの山にあるチスに刺しておるわい。アレは実はワシのウサレイエ=ラマトゥ…故に今のお主であれば…持てるチカラを何倍にもしてくれるであろう♪」
そこまで話すと剣の形が崩れゆっくりと人型になっていく…。
「本当に…。…おひさしゅうございますわ」
「うむ。良きモノとも出逢いて何よりじゃ♪…タカヒコ…いや…ワシのひ孫のモノ=カタ=ルーガルよ、ミカヅチことミカツヒメ…頼んだぞよ!」
「…え?あ!フツノミタマ…さま…そうか!祖父…スサノヲさまの…!」
「いかにも。あの刻のヘカチが立派になりよってからに…」
話しによると幼少の頃に一度会っていると言う。
母タギリと…父と…スサノ王と…生まれたばかりの妹のミチヒメと共に。
「…あ!た、確かに!ミチヒメが生まれし刻に!」
「そーじゃ。素晴らしきヒメが生まれたと聞き足を運んだのじゃ」
ミチヒメは…確かに幼少の頃より類稀なるチカラを発していた。
誰からかヌプルを受け取るとその強さに応じ己の中に眠る莫大なトゥムを使うことが出来た。
その強さは正に真なるカムイと呼ばれるモノが持つそれであった。
(…あの頃から…モノが違っていたよな…)
「…忌憚なく言わせて頂きますと…今のタカヒコさまは…あるいは…ミチヒメさんよりも上手ですわ♪」
ミカツヒメが微笑みながらそう言った。
「彼女はまわりにヌプルの使い手がいなければただのマッカチですわ。しかも限界を超えた…先のアナタさまのような状態は百数えるほどしかケゥエが耐えられませんわ。それでも驚くべき強さでございましたのも事実」
「アリキキノな研鑽の果てにこそ真の強さはあるのじゃ。宗像之王よ…今のそなたの様にじゃ♪」
そのイタクを聞きペンラムコトロの痞えがすぅっと取れた気がした…。
「努々コヤイラムせぬ様胸中に刻み、更なる高みを目指します。我が業を為してくれるヤオヨロズと共に!」
「それでこそ我がひ孫じゃ!どれ…ちょいと待つのじゃ…」
フツノミタマが手を翳し集中する。しばらくするとオウセにトゥケチャロマプが出現した。
それは修業せし山に眠る本来のミカヅチの剣であった。
「…受け取るが良い。今のそなたのイレンカとチカラならば…必ずやラマトゥ宿りし剣となりて共に歩み大きな助けとなるであろう」
「これは…この剣と共に戦うソナタはおれより強いかもな!頼もしき限り…!」
タカヒコのそのイタクにミカツヒメは一礼して微笑んで応える。
「…ゆとりが生まれた様ですわね。己がコトで手いっぱいのモノは他者を認め称賛など出来ませんわ♪ ますますステキなヲノコとなられてうれしゅうございますわ♪」
そう言われたタカヒコは少し照れくさそうにしながらもどこか蟠りを払拭出来た晴れやかな顔つきになっていた。
「…さぁ…共に帰ろう我がモシリへ!」
「どれ…ワシも同行させてもらうかのう?」
「本当でございますか?…是が非にも足を運んで頂きましてご指導の程よろしくお頼み申し上げますわ!」
「ホッホッホ♪ ぬしの剣技、更なる高みへと磨き甲斐がまだまだありそうじゃわい♪」
二人と一神は足取りも軽やかにイトムコカヌ=モシリ へ向かっていった。
11/27追記です。
本来の「アスラ・阿修羅」の意味で表現する為に改稿しましたm(__)m
もともと上記の通り…「生命生氣の善神」「正義と悪を正しく分ける神」「光明神」で最高神です♪
用語説明などです♪
仏教用語です
・感応道交(かんのうどうきょうと僕は読み方を習いました)衆生の機根と仏の応化が相互に通じて融合することをいいます。「最高の真理と自分がリンクしてつながる事」でいいと思います♪
この辺りから…ラムハプル=ヌプル(惜しまずすべての霊力を与えます)の単語を当てました。
その他の単語ですm(__)m
・テクパ:最高質のモノ、一番良いモノ=「シ=パセ(真に偉大で尊い)」=で、どちらも「究極」としました。
・カムイ=マェ:神之威力≠カムイ=マゥエ(神威之力)正確には…カムイ=ネノ=マェ「神威之如力」でしょう。「ネノ」は…~のように、~と同じに という意味です。
当初ミカヅチはカムイに至ったと思い込んでいた為に「神威之力」と言ったのでしょう。
・カムイ=エウン:顕現(神・あらわれる)元々かみさまなどの存在が顕れる事をいいますのでこのようにしました。
・イトムコカヌ:任せる、委任する、そして、指示を待つ、この意味と…単語の「音」から…「神託啓示」としました。代々のこのモシリの王さまは「シ=サンガ=コロ=クル:最高の神官たるべき立派なヒト=特ニ浄キ神威誘ザ梛」…モシリの(統一奴国の)大祭司もしくは最高神官を兼ねていたと思っていますので…史実でも名が残っていると僕は思っております♪
…巫女の男性版の名称は…ですよね♪
・パセ=メトトゥス=カムイ:偉大なる山之神→ヲヲヤマツミとさせていただきました。
・ニクネ=カムイ:鬼 より「修羅」を顕す言葉にしました。
・ラマットゥム=ペケレ=カムイ:ラマトゥ(たましいでもあり、「命」も顕します)+トゥム(氣力)+ペケレ=カムイ(善い神)→「生命生氣の善神」…本来のアスラの意味としました。
・オウペカ=コイキ=カムイ:正しい+怒る、戦う+神→「正しく怒り戦う闘神」としました。
一説には娘の為に戦ったとも、そして戦いに固執するあまり正義が正義でなくなったとも言われています。僕は「善神たるアスラ」の意味で作中に出させてもらいますm(__)m
・ペンラムコトロ:胸の内、内面
・テム=パ=テムパ:手技療法 元々も“もみ療治”の意味です
・テクニマゥポ:手当療法 これも元々“手を当ててする治療法”の意味です
・ラム=エトク=モノ=カタ=ルーガル:猛宗像之大王:勇猛さの上に禅定抱き坐す大王(勇猛さ・静かに座す・上に・王)より、このように意訳しました。(ルーガルはシュメール語ですm(__)m)
チカラ解放後のこの名前が彼は実際何モノなのかのヒントですよね♪
この辺りは真説日本古代史と古代日本正史を総合して考えて比定しました。