執着
僕の指が消した命
静かな君の目
闇の水面に映る月のように
純粋な光を潜めて
他のところへ行かないで
僕だけを見て
その危うさを僕が守るよ
焼け付く炎の先で
真っ白なシャツを汚した
あいつが羨ましい
その眼をふさがないと怖い
君を逃してしまいそうで
指を絡められるなら
気持ちを痛い程おもいしらせて
一生僕なしでは
生きていけない体へ
肩が触れ合うだけで焼けつくよう
この燻る思いを抱えて
いつまで君を大切にできるか
わからなかったんだ
そして壊した
命より大切な君を
あの日の僕の手が
僕は支配される
永遠にとらわれる
震えた接吻は
二度と戻らないのに
一緒に消えよう
ねぇ
それならいいでしょ
悪かったよ
君は友達だ
泣かないでくれ、ずっと友達だ
俺がどんなに好きでも
ずっと友達だ
君のために
心を消してしまおう