??? (零)
零です!
吹雪さん、すごいキラーパスしてきましたね…
話的に、まだ5時30分くらいなんですけどね…
まぁ頑張ります!
身支度を済ませ、リビングに行くと、テーブルには、兄さんではなく、警視庁の神楽さんが座っていた。
「やあ、遊矢くん。また派手にやらかしたみたいだね。天也がキレながら家を出ていったよ。」
いつも通りの陽気さで、声をかけてくる神楽さんを前に、毎回定番になってしまった回答をした。
「おはようございます神楽さん。それは兄さんのせいなので、俺は関係ないですよ。ところで、こんな朝早くに此処に来るなんて、めずらしいですね。」
すると神楽さんは「フフッ」っと不敵に笑い
「実はね、急ぎで復元して欲しい魔道具が見つかってね。君なら直せないかと思って持ってきたんだ。」
俺は周りを見渡し、壁に立てかけてある物に目が止まった。
「それって、そこに置いてある棺桶みたいなやつですか?」
「そうだよ。取り敢えず口で説明するより、実際に見てもらった方がいいだろう」
神楽さんはそう言いながら、棺桶のようなものを床に置き、その蓋を開けた。
「これは……人、ですか?」
「いや、人形と言った方がいいかもしれない。」
箱の中には、人間にしか見えない美しい人形が、腹の部分をごっそり削られて横たわっていた。
「人形… 神楽さん、俺がこの人形?を復元すればいいんですか?」
「ああ、お願いできないだろうか。」
「でも、今はちょっと… 兄さんを急いで追いかけないと、こんどは俺が殺される!……」
「大丈夫だ、君の兄にはすでに許可を取っている。」
神楽さん、仕事早いな?!
「分かりました。やりましょう!」
そう言いながら、俺は人形に魔術を使った。
「re:novate…」
俺右手と人形に光が輝いた。
光が消えると、そこには復元された人形があった。
「終わりましたよ神楽さん。」
「やっぱり君の魔術はすごいな、君がどうして桜夜市だけで活動しているのか、不思議なくらいだよ。」
「それはしょうがないですよ。だって俺は……って、神楽さん!に、人形が?!」
そこには、上半身を起こして、こちらの方をじっと見つめている人形がいた。
そして、人形は俺らが唖然としている中、俺の方を向きこう言った。
「マスター?」
皆さん御察しの通り、題名が決まりませんでした。(^^;
キラーパスは続きの話を書くことということで、次の吹雪さんお願いします!
By 零