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第4話 ヒロイン登場!

 俺はボーッと天井を眺める。高さ1m半ちょっとしかないジャステイスハウスの天井を。

 最近、こうやってボーッとしてる事が多い。


 度々考える。他にも転生者は居るのかって事を。


 まぁ、事は試せだ!


 一番可愛い転生者!パチンッ




 床・ドンッ!!



 えーーーーーー?!


 か、可愛い……まじで可愛い……。

 来ちゃった!?

 来ちゃった?!

 来ちゃったよーーーー!!


 しかもこれはなんだ? 床ドンされちゃってるの俺?! か、髪の毛がほっぺに触れてますけどぉぉ?! 

やばいやばい近いやばいやばいやばい近い!!!


「は、初めてなので優しくして下さい……」

 俺は恥じらいながら言った。


「はい?え、、、、、」

 今にも大声で騒ぎ出しそうだ。


「あー、待って!転生者だよね?!」


「え? あ、はい。もしかして転生者さんですか?」


 セーーーーフ!


「そうそう、転生者です」

 良かった。騒がれたらお爺ちゃん達ビックリしちゃう。むしろ色んな意味でヤバイ。


「あのー、ここどこですか? 押入れ?」

 床ドン終了。立ち上がりました。クッ。


「あっ、う、うん!そ、そ、そうだよ! 押入れ!!」



「ていうかテレポートですか? あたしに?」


「そうそう。転生者で一番可愛い子を呼んだら君が来てさ」


「一番? あたしが……ですか?」

 結構嬉しそうに聞いて来やがる。


 よぉーし!!

「そうそう! 可愛よねぇ!!」


「あ、やめて下さいそういうの。なんなんですか? 目的は? ていうか、魔法使えるんですか?!」


 ふぅーーー、質問だらけ。お兄さんパンクしちゃうよ。


「あの、おじさん。聞いてます?」


 ぐはっ。そりゃそうだ。おじさん……だよね。



「あーーー! バイト! 遅れちゃう!! ねぇ、戻してくれませんか? 色々聞きたい事はありますけど、今はほんとやばいです!」


「あ、そうなの? 何時に終わるの?」


「9時! ねぇ早く!」

「9時にまた呼んでもいい?」


「え、馬鹿なんですか? 9時までバイトで9時に呼ぶとか正気ですか?」

「ごめんねぇ! じゃあ、9時半で良いかな?」

クソガキィィ!! でも不思議と嫌じゃない。なんだろこの気持ち……。



「わかりました。じゃあ早く飛ばして下さい。ほんとやばいですから!」


「はいよ! 一番可愛い転生者をバイト先へ! パチンッ」


 行ったか。まじ最近の若い子やべぇ。あの冷たい視線……。

 ドクン。おおおお! ど、どうした俺! 静まれ鼓動!!!!


 ーーーー


 ……他の転生者、居たのか。まずそこだよな。この世界の事、俺は知らなさ過ぎる。


 俺はまたなんとなーく天井を眺めなる。ボーッと考える。


 あの子、普通にジャステイスハウスの中を立ってたなぁ。身長低いんだぁ。へー。


 あ、名前、聞いてないや。


 俺はお昼寝した。

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