表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
伝説の魔王陛下になるために。  作者: ALFA
第一章 世界は一つじゃない
6/14

次元を超えて導かれるままに

もう作者にも意味が分かりません…


どうか温かい目で見守っていて下さい。


 黒く澱んだ空

 肌を触る生ぬるい風

 荒れ果てた大地


 倒れているのは琥珀色の髪をした人間

 

 そこを通りかかったのは一人の青年。


「Qu'est-ce que c'est!?」


 驚いた青年は倒れている人間に駆け寄った。幸い息はしていて、意識を失っているだけのようだ。安心した青年は、近くの村に運んだ。

 












 帝が意識を取り戻したときは、見知らぬ部屋にいた。コンクリートむき出しのような冷たい壁に囲まれた部屋。窓からは黒い空が見える。


 ――――――――ここ、どこ?


 とりあえずベッドから起き上がる。すると突然ガチャ、と扉を開ける音がした。そこには薄い茶色の短い髪をした青年がいた。


「Oh Est-ce que vous avez remarqué!Est-ce qu'il y a la place du mal?」


 テンション高く話しかけてきた。が、帝には聞きなれない言葉だった。仕方なく帝が黙っていると、また何か言っていた。


「Est-ce que quelque chose était mal?」

「…スイマセン。言葉が分からないんですが…」


 帝が、今度は帝が相手の聞きなれない言葉を話したので理解したらしい。すぐに部屋の外に向かって何か叫んでいた。


「Un neveu!Je me suis levé!Je ne parais pas comprendre des mots!」

「Est-ce que c'est donc.Faites quel genre de?」


 別の男が部屋に来た。さっきの青年と年もさほど変わらないであろう、燃える紅い髪をした青年だった。彼をじっと見つめている帝に気がついたのか彼は、無表情で近づいてきた。


「コトバ、ワカルカ?」


 急に片言の日本語で話しかけられた。そのことに驚いていると、その様子を見て彼は顔を強張らせた。彼は茶色の青年に「Elle est un être humain」と落ち着いた声で言った。その言葉に「Un être humain!?」と驚かれ、睨まれたのでどうやら歓迎はされていないらしい。


 ――――――――「humain」って「人間」って意味?


 帝が考えている間に、騎士のような人たちが数人来ていた。



「Arrêtez-le」


 赤髪の青年が静かな声で言い放った。すると騎士のような人たちは動き出し、途端に帝は拘束された。そして片言の日本語でこう言われた。





「ニンゲンハ、テキナノダ。トラエナケレバナラナイ。コノリュミエールマコクデハ、ナ」




 そして帝は馬車に乗せられた。有無を言わせずに馬車は走り出し、小さな村を離れた。状況を飲み込みきれていない帝は、ただ言われるがままに行動するしかなかった。









とりあえず異世界への初トリップが完了いたしました。


次回からは本格的に魔族の方々が登場するはずです…。


次回も読んで下さると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ